2006年03月15日(水) |
no titled. |
叫んだ この声が 今もまだ届くなら 枯れるまで 嗄れるまで 何度でも繰り返す
「痛いな」 傷痕が 侵食するが如く 熱を 孕んで 疼く侭 眠れない
叫び声が 涙と混じる頃に 手を伸ばし 振り返る 貴方の手を引いた
いつかこの手に戻るだろ 今 手放した 夢も想いも どうか繋ぎ留めていて 諦めないように 傷痕はいつか消える 誰もが口を揃えて云うけど 消えない刻印のような 其れを望んだの 塞いでも拡がる見えない傷 幾ら開いても癒える傷痕 眠れぬ夜は更ける度 悲鳴に似た過去を繰り返す
戻るなら 何度でも
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