限定鼓動

2011年03月16日(水) CUT

腕を切ってしまう。
切りたくないんだと訴えれば
減っていた薬がまた戻り
それを久しぶりに真面目に飲みながら
それでも
泣きながら眠る日ばかりだ。

感情に抑えが利かない。
情動を押さえ込めない。

『後一回切ったら死んでしまうよ』

それが脅しだけでは済まないことは
眼の前に並んだ数値で理解できること。
心臓が悲鳴をあげてる。
そんなの
胸に手を充てなくても、鼓動が全身に響いてる。


さようならと云いたい人が
たくさんいるのに。
それだけ大事な人がいるのに。

ねぇ。
あたしの心と体が
云うことを聴かないんだ。



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陽 [MAIL]