腕を切ってしまう。 切りたくないんだと訴えれば 減っていた薬がまた戻り それを久しぶりに真面目に飲みながら それでも 泣きながら眠る日ばかりだ。
感情に抑えが利かない。 情動を押さえ込めない。
『後一回切ったら死んでしまうよ』
それが脅しだけでは済まないことは 眼の前に並んだ数値で理解できること。 心臓が悲鳴をあげてる。 そんなの 胸に手を充てなくても、鼓動が全身に響いてる。
さようならと云いたい人が たくさんいるのに。 それだけ大事な人がいるのに。
ねぇ。 あたしの心と体が 云うことを聴かないんだ。
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