ぶらんこ
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2006年01月24日(火) 待つ

「前向きに受け止めましょう」

たぶんそのひとは誠意を込めて言っているのだ。
よかれと思って言っているのだ。
きっとそうできるよとの想いを伝えたくて言っているのだ。


ときに言葉はよけいなものとなる。


ただその想いだけを向ける。
言葉でなくて何かで「伝える」。
それはきっと表情とか仕草とか雰囲気とかであるのかもしれない。
なんの助けにもなっていないような、誰も気付かない、ちいさなものかもしれない。


でも彼には確かに伝わるだろう。
それは「今」でなくてもいいのだ。
彼には彼だけの「時間」が与えられているのだから。
彼には彼だけにしか出来ない方法があるのだから。


それを信じて「待つ」ことだ。
わたしは、そう思う。



marcellino |mail