ぶらんこ
index|past|will
「前向きに受け止めましょう」
たぶんそのひとは誠意を込めて言っているのだ。 よかれと思って言っているのだ。 きっとそうできるよとの想いを伝えたくて言っているのだ。
ときに言葉はよけいなものとなる。
ただその想いだけを向ける。 言葉でなくて何かで「伝える」。 それはきっと表情とか仕草とか雰囲気とかであるのかもしれない。 なんの助けにもなっていないような、誰も気付かない、ちいさなものかもしれない。
でも彼には確かに伝わるだろう。 それは「今」でなくてもいいのだ。 彼には彼だけの「時間」が与えられているのだから。 彼には彼だけにしか出来ない方法があるのだから。
それを信じて「待つ」ことだ。 わたしは、そう思う。
|