ぶらんこ
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2006年02月20日(月) 心を向ける



   伝えるのは「言葉」
   伝わるのは「想い」









先週参加した研修で印象に残った言葉。
ひとは伝える術として「言葉」を使うが、相手に伝わるものは言葉以外のもの。とのこと。
言語的なものよりも非言語的なもののほうが圧倒的に多い、と。

確かに、テレパシーとか予知能力とか、そういった大袈裟なものでなく、ひとは皆、何かしらそういった力を備えているように思う。
考えてみれば、心当たりがあろう。
熱心な先生とそうでない先生。なんとなくわかる。
押し付けがましいひとと、さりげないひと。たとえ同じ言葉で何かを説明されたとしても全然違う。
なんとなく冷たい感じのひと。
話しかけやすいひと。

「わたし」に心が向けられているか。
向けられた心は「わたし」を信頼しているか。

そういうことを、おぼろげながらも、ひとは感じ取ることが出来る。


さて、患者さんのケアをしているとき、わたしはその患者さんにしっかりと心を向けているだろうか。



写真は、瀬留教会。
パイプ椅子が並べられているのが懐かしい。
わたしの町の古いお御堂は中央部分が畳で、両脇にパイプ椅子がそれぞれ縦一列に並べられていた。
そこへ腰掛けるのは、畳に座るのがキツイ年寄りたち。



marcellino |mail