ぶらんこ
indexpastwill


2007年07月02日(月) おばサン

「しくった」・・・これ、なんのことかわかりますか?「しくる」「しくった」と使うらしい。
わたしはこころが日本語を間違って覚えてしまったのかと思い、意味を聞き出した後に正しい言葉に訂正してやったのだけれど、
だいぶ後になって「やっぱり間違ってなかったよ、まみぃが知らなかっただけ。みんな普通に使ってるよ」と言われ、愕然とした。
もしかしたらかごんま弁(鹿児島の方言)なのか???それとも若い人達の言葉???
ちなみに答えは「しくじる・しくじった」。

「微妙」・・・この言葉の使い方が「微妙に」違うような気が・・・。(今の使い方はどうなのか?)
思うに、「微妙」と形容できるものとそうでないものとの区別がなされていないのでは?
或いは、『わざと・あえて』区別していないのか?
なんでもかんでも「ん〜微妙〜」と言われているような気がするのはわたしだけ?
どうも母ちゃんとしては、おちょくられている気分になる。

「マジンガー」・・・う〜〜〜ん。本人はウケを狙って言っているのだろうか?
が、面白くない、、、全然、面白くないんですけど。。。
「かねも」・・・金持ち。「いろち」・・・「色違い」。これは単なる略語。意味を予測できたとしてもなぜか不快さが残る。


これらはいわゆる「スラング」みたいなものなのだろうな。
英語でも同じ。彼女たちティーンエイジャーの会話で意味のわからない単語は山ほどある。
どういう意味?と聞くと、すぐに答えてはくれるのだが、これまたいっこうに覚えられない。
母ちゃんとしては、教えてくれる時の、わからなくて当然ヨ・という意味ありげな笑顔が(ちょっとだけ)癪に障る。


きっと、歳をとるとはこのようなことなのだな、と思う。
わたしとこころの纏っている空気が違うだけでなく、その流れの速度が違うということ。
見ている風景が違うのだから、感覚も違ってくるのは至極当然というもの。
言葉が違う。聴くものが違う。口にするものが違う。歩く速さが違う。空の飛びかたが違う。

そして、わたしはわたしの周りの流れが心地良い。それはしあわせなことだ。
ちょっと走るとふぅーふぅー息があがるような。
「ささ、わたしのことはいいから先に行っちゃって」という感じの。
そうだなぁ〜。打てばすぐに響くのが若い人なら、わたしの場合、打った跡がへこんだまま。
あ、でも、しば〜らく見ていたら、じわじわじわとちびっとずつ、戻ってはいく。
「低反発」 おーーーなかなか巧い表現。


こころが時々「まみぃも歳とったなぁ〜!」と冗談まじりに言う。
「うん、歳とったよ。当たり前じゃん。」と、わたしは真面目に答える。すると今度は
「安心して。まみぃは若いよ」と言う。
「いいえ。立派なおばサンです」と、わたし。すると彼女はさらに慌てて
「まみぃはおばサンじゃないよ!若いよ!自分でわからないんだよ!」
なんなんだ?励ましているつもりなのか、それともいつまでも若い母親でいて欲しいと望んでいるのか?


「おばサン」って悪くないでしょう。と、本気で思う。
それからわたしは、自分自身が幼稚であることも充分知っているので、ある意味、しっかりとおばサンになりたい、と願っている。
最近になって(?)、自分のなかにおばサン的要素を垣間見ることもあるけれど、今はまだまだ発展途上の中途半端。
外見だけでなく、内面的にも、確実に、どっしりと、歳を重ねていきたいなぁ。。。と、思っている。

いつもこころに言うのだけれど、ちょうど良いところの「くたびれ加減」が目標です。
すると彼女曰く、「いみふ〜!」・・・意味不明。
 
チャンチャン!




marcellino |mail