ぶらんこ
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ある日。 動物に「判断力」があると思う?と、こころに訊かれ、あるでしょ。と即答した。
すると彼女は、 でしょう〜わたしもそう思う!でも、違うって言うのよ。動物にあるのはinstinctなんだ、って。 instinctって何よ。 えーと本能とか・・・勘とか、そういうの。
なるほど。彼の言いたいことがわかった。 つまり彼の言う判断力とは、思考による判断という意味なのだろう。
ふむ。じゃぁ動物には本来持っている「判断」能力と「経験」による「判断」とってあるのかもしれないね。 何それ。つまり「ある」ってこと?「ない」ってこと?
そんなやりとりをしながら、彼女はあきらかに不服そうだった。 人間がいちばん偉いって思ってるからそんな言葉が出るんだよ。そういう考えは大嫌いだ! とかなんとか・・・。
まぁそれだけじゃないんじゃないの?と言ってその話は終わったのだけれど、わたしはあれからずっと「思考」について考えてみた。
『思考』 (1)考えること。また、その考え。 (2)〔哲〕〔thinking〕意志・感覚・感情・直観などと区別される人間の知的作用の総称。 物事の表象を分析して整理し、あるいはこれを結合して新たな表象を得ること。 狭義には概念・判断・推理の作用による合理的・抽象的な形式の把握をさす。思惟。〔明治期につくられた語〕
goo辞書には上記のように書かれている。 読めば読むほど・・・ね、動物にはないでしょ。と、片付けられそうな気がする。 「人間の」知的作用。とまで書かれているしね。
しかし、なんだろか・・・やっぱり動物にもあるでしょう!という声がするのだ。 もしかしたらそれはわたしの「直感」の声?なのだろうか???
考えてもわからないので、もうそのままにしておこうと思った。 動物の判断力の有無については、人それぞれ自由な考えがあるのだから、いちいち反発する必要もないのだ。
さて、昨夜のことだ。 ふたりでだらだらしているとき、いきなりこころがこんなことを言った。
あ〜ジブリが見たい!なんかこう、感動するものを見て、思いっきり泣きたいって感じ。そういうときってない? なんか嫌なことでもあったの? いや、なんもない。だけどわかるでしょ?そういうときってない? ないね。 えーーーっ ないの!? ない。たまたま見たやつが凄く良くて感動して泣けた、っちゅうことはあっても、泣きたいから見たい、っちゅう気持ちはない。
すると彼女は、信じられない・・というような顔でわたしを見ながら言った。
まみぃって動物みたい。instinctだけで生きてるんだ。。。
はぁ〜???動物はinstinctだけじゃないって話だったんじゃ??? ・・・まっ どうでもいいけどね!
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