ぶらんこ
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♪ティーカ ルッカッ マーィ グァー フレンッ スィーズ ジオンリ ワーナ ガッ
だいぶ前のことだが、懐かしい歌のフレーズをこころが歌っているので、「なんでこの歌知ってるの???」と聞いたことがある。 彼女は「知ってるよー。大好き!iPodにも入ってる!」と軽やかに答えた。 へぇそんなモンなのか。と思う。良い歌というのは時代を超えて愛されるのだなぁ。 ♪スィー ザ グァーズ イン カリフォー ニアラム ホーピニ ッツ ゴー・・・ 途中からわたしが「ザ・曖昧いんぐりっしゅ」で歌うと、「そんな歌詞ないし!」と笑われた。
先日、ずっと気になっていた先の歌のタイトルをこころに訊いた。 「"Cupid's chokehold"」との返事に「は?なんて???」と聞き返すこと何度か、そしてスペルも教えて貰う(情けない、)。
さて、検索するとYouTubeにアップされていたので早速聴いてみた。 ・・・が、、、あれ???なんか違う、、、 どうやらあるフレーズだけを拝借して作られた(新しい人達の新しい)歌だったらしい。 更に調べてみると、Supertramp;Breakfast In Americaに辿り着いた。 これだよ、これ!(そう言えばCDも持っていた) どおりで歌詞が違うワケ。
ということで、久しぶりにSupertrampのアルバム"Breakfast In America"を聴いている。 歌詞カードを見て初めて、「こんな内容だったんだ。。。」と思う。笑 意味なんか知らないまま歌ってたもんな〜。
この歌をいちばん最初に教えてくれたのは中学の頃の友人だ。 あの頃はラジカセと呼ばれる器械(?)が主流だった。 レコードを買うのは余程の場合のみ。大抵はラジオを聴きながら好きな音楽をカセットに録音する。 こころの時代での、CDを借りてきてiPodに入れる。ってのと同じような心境かもね。
さて、ある日その友人が流暢な英語でこの歌を歌っているのを「見て」、わたしは驚愕した。 「すっごい!やぁどやって覚えたわけーーー!!まぁこにも教えれー!!!」とかなんとか。 彼は顔を真っ赤にして、教えられるような代物じゃない。恥ずかしくて誰にも見せられん。と繰り返した。 けれども、(わたしの熱意が勝ったのだろう)彼は翌日、約束どおり秘密兵器を披露してくれた。
それは・・・大学ノートに書かれたカタカナの列だった。 正直、「凄い!!」と思った。心底、尊敬した。なんだこれーーー!こんなのリイチロウ(英語教師)は教えてくれなかったぞーーー。 もちろん、彼にも素直にそれを伝えた。 バカにされると思っていたのかもしれない。彼はわたしの反応にちょっと驚き、そして安心したようだった。 それから、どうやってこれを記したのか、というのを細かく教えてくれた。(非常に緻密な作業だった!)
ここに書いたカタカナ歌詞は、彼の書いてくれたものと一致してないかもしれない。でも、限りなく、あんな感じだった。 だから(だからこそ)、こころに「歌詞、違うし!」と言われたことは少なからずショックだった。 違うわけない。。。と思った。だから気になって、調べたのだ。 そもそも、歌そのものが違っていたということもあるのだが、今こうして歌詞カードを見て、にんまり。。。 ちゃんと合ってるじゃーん。 (とは言えども、意味を知らずにいたことは変わらないのだけれど)
カタカナ英語というのは今では誰もしないだろうな。 というか、「英語にカタカナで振り仮名が付いていると、却って英語の発音に悪い」と、弊害のように言われていると思う。
でも、それはきっと、ローマ字読みのカタカナの場合でしょ?atをアット、schoolをスクールとするような。 友人のカタカナ読みは違ったもんね〜。英語の発音のまま、カタカナにしてくれてたもんね〜。 やっぱり彼は凄い奴だったんだなーーー。と思う。 いつかまた会った時には、そのことを伝えたいな〜とも思っている。
ところで、こころが最初に日本へ帰国したとき(当時7歳)に、こんなことがあった。 「ねぇマミィ、"MacDonald"って日本語でなんて言うんだっけ?」 「なんて言うと思う?」 「えーと。。。マカダーナ・・マカダーナ(ル)???」
ルの部分を遠慮気に小声で言っていたのが、面白い。 マクドナルドだよ。と教えてあげると、あぁ!そうだった!!と、声を上げていた。 いとこ達に笑われたのが、幼いながらも傷ついたのか、或いは「郷に入れば郷に従え」というものを自然と身に付けたのか。 けっしてバカにして笑ってたわけではない。ということは、わかったらしいけれど。
英語読みからはなかなか到達しない日本のカタカナ読み(英語)。 でも、マカダーナ(ル)方式のカタカナ日本語は、英語にかなり近づくのであった。
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