ぶらんこ
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2008年08月15日(金) それぞれの

人って、変わらない。
けど、変われるものだ。とも思う。


6月24日。前夜になってバタバタと荷造り、AM3時に家を出た。
ダラス経由で日本(成田)へ向かう。慌てて出てきたので、何か忘れているような気になってしまう。

以前、連絡しておいた友人がダラス空港まで会いに来てくれた。
講義や州試験に追われ、詳細を計画してなかったことが悔やまれたのだが、彼女からの電話のおかげで会うことが出来た。

何年ぶりだったろう。
お互いどこにいるのかわからず、ケイタイで話しながらやっとその姿を確認。
手を繋いで歩いている女の子を見て、手を振ったのだった。

「もう赤ちゃんじゃないね。オネェチャンだね〜!」と、こころが驚く。
そう言えば、前回会ったのは彼女が1歳前後だった。本当だ。もうオネェチャンになってる。


「あーーー!!いたいた!!」
友人の声がする。相変わらずのテンションだ。
元気そうで安心。少し痩せたかな。いや、だいぶん痩せたみたいだ。
しっかりと、「母」の顔をしている。凄いなぁ。。。と思う。
何が凄いのかよくわからないけれど、彼女の表情を変えたのは子どもの存在なのだと思う。
たぶんわたしが忘れてかけていた、「こどもの力」を感じたのかもしれない。

積もる話がありそうなのに、実際会ってみると、他愛のないことばかり話している。
あまり時間がないから。というのもあるのだけれど、そんなモンかな・・とも思う。
それよりも、ただ会えたことが嬉しかった。
見て、触れたことが、嬉しい。
この地で暮らしている彼女の「生」を感じた。心が温かくなった。



友人と別れ、ゲートへと向かう。
こころと、チケットを手に、搭乗の順番を待った。
グループ名を呼ばれ、ふたりで確認しつつ並んでいると、誰かが後ろから肩を叩く。
振り返ってみると、綺麗なユニフォームに身を包んだ空港職員さん。
一瞬、ん?まだ並ぶのが早かったのか???と思った直後、こころとふたりで「あぁ〜〜〜〜っ!!!」

なんとそれは旧友Sであった。
そうそう。彼女にも随分前に連絡だけしておいたのだ。
でも、仕事中で会えないだろうとのことで、あらためて連絡しなかったのだ。
それなのに、彼女はちゃんと時間を覚えていてくれて、わざわざ仕事を抜けて会いに来てくれた。本当にびっくり!

列が動くなか、一瞬の再会を喜び合った。
そのまま搭乗口に向かうわたしたちに、彼女は姿勢良く、「それでは、行ってらっしゃいませ!」と一礼してくれた。
わたしとこころはふたり同時に「カッコイイ!!」と叫んで大喜びだ。笑



ふたりの友人に再会し、ダラスでの生活を懐かしく思い出した。
あれから、みんなそれぞれの暮らしを送っている。これからも、それぞれがそれぞれの。



人って変わらない。
そして、やっぱり、人は変われるんだな。と、あらためて嬉しくなった。




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