ぶらんこ
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人って、変わらない。 けど、変われるものだ。とも思う。
6月24日。前夜になってバタバタと荷造り、AM3時に家を出た。 ダラス経由で日本(成田)へ向かう。慌てて出てきたので、何か忘れているような気になってしまう。
以前、連絡しておいた友人がダラス空港まで会いに来てくれた。 講義や州試験に追われ、詳細を計画してなかったことが悔やまれたのだが、彼女からの電話のおかげで会うことが出来た。
何年ぶりだったろう。 お互いどこにいるのかわからず、ケイタイで話しながらやっとその姿を確認。 手を繋いで歩いている女の子を見て、手を振ったのだった。
「もう赤ちゃんじゃないね。オネェチャンだね〜!」と、こころが驚く。 そう言えば、前回会ったのは彼女が1歳前後だった。本当だ。もうオネェチャンになってる。
「あーーー!!いたいた!!」 友人の声がする。相変わらずのテンションだ。 元気そうで安心。少し痩せたかな。いや、だいぶん痩せたみたいだ。 しっかりと、「母」の顔をしている。凄いなぁ。。。と思う。 何が凄いのかよくわからないけれど、彼女の表情を変えたのは子どもの存在なのだと思う。 たぶんわたしが忘れてかけていた、「こどもの力」を感じたのかもしれない。
積もる話がありそうなのに、実際会ってみると、他愛のないことばかり話している。 あまり時間がないから。というのもあるのだけれど、そんなモンかな・・とも思う。 それよりも、ただ会えたことが嬉しかった。 見て、触れたことが、嬉しい。 この地で暮らしている彼女の「生」を感じた。心が温かくなった。
友人と別れ、ゲートへと向かう。 こころと、チケットを手に、搭乗の順番を待った。 グループ名を呼ばれ、ふたりで確認しつつ並んでいると、誰かが後ろから肩を叩く。 振り返ってみると、綺麗なユニフォームに身を包んだ空港職員さん。 一瞬、ん?まだ並ぶのが早かったのか???と思った直後、こころとふたりで「あぁ〜〜〜〜っ!!!」
なんとそれは旧友Sであった。 そうそう。彼女にも随分前に連絡だけしておいたのだ。 でも、仕事中で会えないだろうとのことで、あらためて連絡しなかったのだ。 それなのに、彼女はちゃんと時間を覚えていてくれて、わざわざ仕事を抜けて会いに来てくれた。本当にびっくり!
列が動くなか、一瞬の再会を喜び合った。 そのまま搭乗口に向かうわたしたちに、彼女は姿勢良く、「それでは、行ってらっしゃいませ!」と一礼してくれた。 わたしとこころはふたり同時に「カッコイイ!!」と叫んで大喜びだ。笑
ふたりの友人に再会し、ダラスでの生活を懐かしく思い出した。 あれから、みんなそれぞれの暮らしを送っている。これからも、それぞれがそれぞれの。
人って変わらない。 そして、やっぱり、人は変われるんだな。と、あらためて嬉しくなった。
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