後悔しない自分のために
もも



 朝までいっしょに

朝までいっしょにいたいな


っていうことで、ホテルに行ったのだけど、ワタシは、Kさんがいつ帰るつもりなのかわからなかった。
だって明日は会社だよ。Kさんは出張帰りだよ。
一回抱かれた後、いっしょにシャワーに入りながら


奥さんにはなんて言ってきたの?
明日は何時に帰る?



って聞いたら、


もう帰る話なんてするの?


って言われちゃんたんだけど・・・
まあ、結局、言い訳としては、とりあえず出張からは戻ってきてるけど、
仕事が残ってるから会社に寄って、かなり遅くなるから先に寝ていてと
言っておいたらしい。確かにたまにある事だし、奥さんは信じるのでしょう・・・
朝は、奥さんが起きる前に自宅に帰って、着替えて出勤したほうがいいだろうということになった。
(自宅が職場から近いKさんはいつもそうしてるから)
ワタシは、自宅が遠いので、一度帰るのは厳しい。
でも一人でホテル残るのはイヤだったので、早朝いっしょに出ることにした。


というわけで、5時に目覚ましかけて寝たんだけど。
前からそうだけど、Kさん、朝はすっごく寝起きが悪い。
ゆっくり時間があるときとかは、朝エッチしたこともないこともないけど
大抵は、おもいっきり半寝のままあわただしく別れるという感じ。


ワタシだってKさんに帰ってほしくないし、本当にギリギリまでいっしょにいたいよって思うけど
でも、早朝帰ると決まったら、キマジメにそうしなきゃって思うのだなあ・・・
ってことで、5時になって目覚ましが鳴っても全然おきないKさんに声をかけ


もう、眠たいし、このまま寝てたいなあ


と言うけど、


奥さんが起きる前に帰ったほうが絶対いいでしょ〜
今なら間に合うから・・・



と、ゆりおこし、ホテルを出た。


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あのね〜
と思いながら・・・
本当は


同じ服で会社いってもいいじゃない?
奥さんに怪しまれたってごまかしてよ



って思っても言えない、できない自分に、あ〜あ・・・・と思いつつ、
タクシーであわてて帰るKさんを見送り、早朝のカフェで一人時間をつぶした。

2004年11月12日(金)
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