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スナの自由気ままな画像付き日記
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2004年09月26日(日)_
Mt.富士ヒルクライム2004


スタートが早いために、3時半起床でおにぎりを食べ、まだ真っ暗な中、駐車場へ向かった。小雨が降り、霧が辺りに立ち籠める。そんな中、自転車を組み立て、着替えて準備運動。

会場へ向かうと、やはりすごい数の人。荷物を預けると、トイレへ。トイレはかなりの行列で、これは来年はなんとかしてもらいたいところ。とりあえずうちらはまだ早い方だったからよかった。

スタート待ちの整列をしていると、寒さで凍えてきた。元々標高が高い上に雨が降ったり止んだりの曇り空。しかも朝の7時前。アームウォーマーとレッグウォーマーを着けていても寒かった。

前日のトークショーでは、今中大介さんが40歳クラスで出走すると言っていたので、楽しみだ。うちらより遅いスタートなので、走っているうちに抜かれることになるだろう。そのとき一緒に走れる。それにしても、40歳とは思えないほど若々しい人だ。

いよいよスタートとなると、まずは軽めのギアで回していく。最初の数キロはタイム計測外なので、あまり気張る事もない。でも、少しずつ前の方へと移動していった。

そしていよいよスタートの料金所をくぐる。ギアは39X27Tでケイデンス重視で回していく。日頃のペダリング練習の成果を発揮するときだ。ちなみに、今回のレースでは平均ケイデンス92だった。なかなかいい感じで回せた。

どしゃぶりではないが、雨が降ってきて、視界が悪い。霧の中から次々と選手達が現れる。先行スタートのMTBクラスの人たちをどんどん抜いていく。本当は晴れて欲しいが、霧の中のレースというのもおもしろい。そういえば美ヶ原もこんな感じだったなぁ。

一緒に参加した忍者麺、走り屋さんより先行していたが、スタートして5kmくらいのところで忍者麺に抜かれた。やはり来たか!! 必死に追いつこうとがんばるが、忍者麺に付いていくことができなかった。彼はどんどん小さくなって行き、ゴールまで姿を見る事はなかった。

ヒルクライムレースは、自分との戦いだ。しかし、大勢で走っていると、一人では出せない力を発揮することができる。ちょうどいいペースの人を見つけて後ろに付いて、なるべく省エネしながら上っていった。

遅い人を抜きつつ、早い人に抜かれる。ここらへんはどのレースでも同じだ。半分以上上ってきた辺りで、レインジャケットを着ている人がちょうどいいペースなのでしばらく後ろに付いて一緒に走っていた。

しばらくして、後ろからやけに豪快なホイール音が聞こえてきた。早い人がやって来たっぽい。後ろから来て抜かれ際に並んだその人をチラリと横目で見る。intermaxのジャージ……今中大介さんだった!!

ゼッケン1番。しかも赤ゼッケン。うぉ〜今中さんだ〜と嬉しくなり、少しでも一緒に走ろうと列に加わる。今中さんの後ろには赤玉ジャージが一人付いてきていただけで、意外にも他に誰もいなかった。予想では集団を引き連れてやって来ると思っていたのだが。

おれの前にいたレインジャケットも同じような気持ちだったのか、赤玉ジャージの後ろにつき、しばらく今中さん先頭で4人で走って行く。あの今中大介さんと一緒に走っている。この大会に参加してよかったと心から思った。

今中さんのペースはおれには速かった。前のレインジャケットがちぎれ始めた。今中さんが先に行ってしまう。しかし、おれも追いかける余力がない。あのペースにはついて行けない。残念だが、今中トレインは終了だ。

おれにはついて行けないペースだったが、今中さんはニコニコしながら余裕の走りだった。きっと本気は出していないのだろう。インターマックス代表として多忙な日々を送っているというのに、毎日50km走っているというからすごい人だ。

その後残り5kmくらいで太鼓の音が聞こえてきた。これが闘争心をかき立てててくれる。しかし心に反して体はだいぶ疲労していてペースアップはできない。ここまで少々オーバーペースで来てしまった。

山岳賞区間では勾配がきつくなり、すでにヘロヘロなのに追い打ちをかけられる。山岳賞タイムなどどうでもいいという感じだった。最後の方は平坦になり、一気に加速。ファンライドDVDで今中さんが言っていたとおり、40km/hは出た。

そしてラストの上り。ここも勾配がきつくなり、皆ペースが落ちる。おれの他に2人ほど同じようなペースの人がいて、3人でラストスパートバトルになった。

もう足が動かないし攣りそうだが、最後の力を振り絞り、捨て身のダンシングで上っていく。これは本当にきつかった。いつ足が攣ってもおかしくない。しかし全力を出し切らなければ意味がない。

ゴール手前でついにシートに腰を下ろした。もう限界だった。左にいた人に抜かれた。しかし、その人も限界っぽくてスピードに切れがない。そこで最後の最後の力を出し、シッティングでグイグイ前に出ると、そこにいた3人の中では最初にゴールできた。とりあえず満足。

タイムは1時間19分06秒で、種目別順位は89位(/313)、男子総合では279位(/1616)だった。忍者麺は1時間15分13秒、走り屋さんは1時間23分28秒。3人の中では1位:忍者麺、2位:スナ(+3'53")、3位:走り屋さん(+8'15")という結果だった。

美ヶ原では足を攣っておれから大きく遅れた忍者麺が、見事に復活した。1週間前に一緒に走ったときにすでにそれを感じていたのだが、やはり彼は速かった。約4分も差を付けられてしまった。でも、強いライバルがいた方がやる気がでるので彼の存在はとても大切だ。

下りは集団でスピードコントロールされて下るので、1時間20分ほどで上ったコースを1時間もかけて下ることになった。寒くて寒くて死にそうだった。あまりにも長いので、永遠に下り坂が続くような感覚になった。ずっとブレーキを握っていたので最後は手が痛くなって握力がなくなってくるし、ほんとに辛かった。ある意味上りよりきつかったかも。

それでも、下り対策に完全防寒着を用意してきただけマシか。上半身はおかげでだいぶ暖かかったけど、せっかくもってきたウィンドブレークタイツを履かなかったのが失敗だった。あれを履いていたら完璧だったんだけど。

今回の大会は、第1回にしてはすごくうまく運営されていて、かなり満足のいくヒルクライムレースだった。是非来年も参加したい。評判が相当よかったので、乗鞍みたいに申込み開始日に速攻締め切りとかにならなければいいんだけど…。写真や詳しいレポートはROOM SUNAのランレポにて(作成中)。
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