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スナの自由気ままな画像付き日記
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2004年10月27日(水)_
土砂崩れの道


新潟中越地震後に行方不明になっていた親子3人が乗っていたと思われるワゴン車が土砂崩れ現場で発見されたというニュースを聞いたとき、もう最初の地震から4日目に入っていた事もあり、3人が生存している可能性はかなり少ないだろうな、と思った。

しかし、夜、2歳の男児が92時間ぶりに救出されたというニュースを知った。TVや新聞、Webで、あの現場のすさまじい崩落ぶりを目にしていたので、あの土石の中、しかも度重なる大きな余震を経て、さらに水も食料も口にできないという過酷な状況の中で、2歳の子供が生き延びる事ができた事には驚かされた。

正に奇跡としか言いようがない。残念ながら母親の方は亡くなってしまったが、男の子が1人生存していた事だけでも、あの状況を考えればいい方だと思う。

実は、今回の母子の乗ったワゴン車が巻き込まれた、あのすさまじい土砂崩れが起こった道も、2年前のロングツーリングでおれが走った道だ。信濃川沿いに道が続き、ちょうど長岡市から小千谷市に入るあたりだ。

地震は、思い出の道も景色も、すべてを破壊してしまった。多くの人々には、今回の地震で壊滅的な被害を被った地として記憶に残るのだろう。思い浮かべるのは、土砂が崩れ崩壊した道だろうか。おれが思い浮かべるのは、2年前の、あののどかな道だ。

ロングツーリングルート(抜粋)と新潟中越地震
↑画像更新。
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