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スナの自由気ままな画像付き日記
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2005年02月12日(土)_
ヤビツ林道湘南三浦半島ラン


三連休の真ん中、忍者麺と一緒にツーリングに出かけた。忍者麺はアンカーのロードを前日に納車したばかり。おれは前日にサドルとシートポストを交換した。それぞれ新しい物を試しながら、朝から晩まで走り抜けた。

忍者麺のニューロードは、重量が7.2kgくらいしかないらしい。上りの性能を確かめたいということで、コースに山を含める。そして、長距離を走りたいということで、海沿いで距離をかせぐ。

コースは伊勢原集合で、ヤビツの蓑毛〜浅間山林道の坂エリア。伊勢原に下って県道63号で大磯へ。R1〜R134の海沿い平坦エリアを走って逗子へ。横須賀へ抜けて三浦半島を時計回りで1周し、江ノ島解散。おれの場合は186.5kmのコース。


伊勢原に9時集合だったので、余裕をもって6時起床。相変わらず4時間睡眠で眠い。準備をして8時前に出発。天気がよく、気持ちよく走れそうだ。新しいサドルは、パットの量が減ったので固い。慣れるまでは時間がかかりそうだ。

R246で伊勢原を目指すが、途中でやけにサドルが低く感じて、まともにペダリングができないほど。見てみると、かなりシートポストが下がっている。締め付けがあまかったようだ。引き上げたら、さっそくキズキズ…。やれやれだぜ…。

サドルの形状がペダリングしやすいように細身になったので、ペダリング時に腿がサドルバッグに当たるようになってしまった。当たらないように前乗りにするとペダリングがぎこちなく、スイートスポットでないのでケツが痛い。これはサドルバッグを細くて小さいものに交換する必要がありそうだ。


集合地の伊勢原まではまったりペースで走って行こうと思っていたが、なぜかスピードが上がってガンガン走ってしまい、HRも150〜160と高め。これはいかん。後で気づいたけど追い風気味だった。

集合時間10分前に到着。何度もシートポストの調整などをしていた割にはちゃんと時間前に着いた。余裕を持った出発がよかったのだろう。電話をして忍者麺を待つ。

しばらくして忍者麺が登場。アンカーの白黒ロードと共に。新車ということもあるけど、やはりカッコイイ。持たせてもらったけど、驚くほど軽かった。同じデュラ+キシリSLという構成でこれだけ重量が違うのだから、フレームやフォークでいかに差が出ているかがわかる。


まずはR246を秦野へ向かう。途中、桜坂のセブンで買いだし休憩。おにぎり100円セールなるものをやっていた。セブンを出発すると、東名の下をくぐって善波の坂へ。ここはダラダラとした上りが続く。

坂の頂上、新善波トンネルを抜けると、目の前に真っ白な富士山が大きく見えた。これは感動した。坂を下り、名古木交差点へ。ここからヤビツへと続く県道70号を北上する。

忍者麺と会話しつつ、2人で上っていく。前に来たときは昼時で、上っていると汗が垂れてくるほどだった。しかし今日は朝なので気温が低く、上るのにちょうどいい気温。

坂は1人より複数で上った方が精神的に楽だ。今日は前回より楽に感じた。蓑毛の激坂も、24Tのシッティングで上っていった。もっときつい印象があったので、「蓑毛はまだ先か…」なんて思ったほどだ。慣れてきたのか、強くなってきたのか。


蓑毛からは浅間山林道へと向かう。忍者麺は初めて通るようだ。ここからもけっこうな勾配の上りが続くが、忍者麺はスイスイ上っていく。ここまではおれの後ろでペースを合わせていたようだけど、林道に入ってから自分のペースでどんどん先に行ってしまった。こうなるともう追いつけない。

元々、おれよりずっと重いロードで走っても、忍者麺はおれより走っていた。それがおれより軽いロードに乗った今、もう誰も彼を止められないような、そんな感じだ。

林道のピーク辺りで、一人のローディが後ろからやってきた。挨拶したけどシカトされた。ローディにはこういうヤツがけっこういる。こんな林道の中で同じロードに乗っている人から挨拶されても無視するなんて、寂しいヤツだ。

下りになると、忍者麺がちょっと遅れ気味。ハンドリングに慣れなくて恐いらしい。後でちょっと乗せてもらったときにおれも感じたが、恐ろしくクイックに曲がるので、慣れるまでは下りが恐怖だろう。

日陰は路面が凍結していて、滑って転倒しないかヒヤヒヤもの。特に買ったばかりのロードに乗っている忍者麺は尚更気を遣ったことだろう。前に来たときは昼時だったから凍結はなかったけど、朝方はまだ凍っている所があるようだ。

林道の最後の方で、下界が一望できるスポットがある。今日は天気がいいので遠くまで見渡せた。なんと横浜のランドマークタワーまでハッキリと確認できた。空気の澄んだ冬ならではの眺めだ。

大山へと続く道まで下る。ここでちょっと彼のロードに乗らせてもらった。サイズが違うので窮屈ではあったが、とにかくハンドルのクイック感が印象的だった。ちょっとハンドルを切っただけで思いっきり曲がる。フォークの違いからくる違いだろう。彼のはかなりオフセットしている。


R246まで下ると、再び秦野方面へ坂戸まで走る。このまま同じコースを周回したらおもしろそうだねと忍者麺が冗談で言っていた。坂戸からは県道63号。この前に走った道だ。

この前より交通量が多かったが、それも途中まで。30km/h近い速めのペースでガンガン走って行った。途中のコンビニで休憩してから、R1まで南下。ここからは海沿いを江ノ島方面へ走っていく。


ここまで割と前をガンガン引いていたおれは、足に疲労が少し溜まっていた。R1に入って少しすると忍者麺が前に出て、信号待ちしていたリュックを背負ったローディに追いついた。そして彼はそのローディに付いていこうとしていた。

リュックのローディはかなり速く、おれには厳しいペースだった。あと100kmくらい走る予定なので、こんなところで無茶はできない。リュックと忍者麺から引き離されるが、信号待ちなどで追いつきつつ進んでいった。

R134へはいつもの裏道から。そしてここからフラットな直線が続く。相変わらず車が大渋滞していたが、その脇を2人でガンガン走って行く。いつも夕方とか夜に走っていたが、昼までもこんなに渋滞しているとは。

R134は忍者麺が強力に引いてくれた。というか強力過ぎて付いていくのが辛かった。ひたすら平均35km/hくらいでガンガン走って行くものだから、HRが170まで上昇。これは最大HRの約90%にあたり、完全に無酸素運動。

しかし、ちぎれると風をモロに受けてもっと辛くなるので、必死に彼に食らいつく。やや向かい風の中、あれだけの速度でガンガン走っていける彼の力には恐れ入る。確かにおれもあそこでは調子よかったんだけど、あまりに速すぎた。

湘南大橋でついにちぎれ、その後はややスピードを抑えてもらった。一人では出せないスピードでR134を激走し、あっという間に江ノ島までやってきた。ここから七里ヶ浜の辺りは特に景色がいいので、少しペースを抑えて走ろうと忍者麺に声をかけた。(おれがもうヘロヘロだというのもあるけど)

忍者麺は上りでもスピードがまったく落ちないので、上りの度にちぎれ、平地でもなんどか離され、やっとこさ渚橋のampmにたどり着いた。ここで昼飯休憩。ここはコンビニの前にベンチスペースがあるので休憩には最適だ。

ここまでの激走で足はクタクタ、腹ぺこだったので、ampmでゆっくりと休憩して昼飯をガッツリ食べた。忍者麺には疲れた様子がない。おれはR134でのオーバーペースで足に乳酸がたっぷり溜まってしまい、これから走る距離を考えると別の意味で足が重い。


ここからは県道24号で横須賀へ抜ける。おれが先頭に変わる。逗子駅に近づくとパトカーや救急車とすれ違い、何やら一騒動あったようだ。前と同じ新逗子駅への道では曲がらなかったら逗子駅前に出た。

適当に走って行くと別の道になってしまったので、だいたいの方向を決めて適当に走って行った。そして当初走る予定だった道に復帰。逗葉新道の出口付近の丘を越え、R16へ下る。

R16は相変わらず交通量が多く、ごみごみしていて走りづらい。トンネルも多いし、微妙なアップダウンが続く。忍者麺は初めて走ったらしいので、新鮮だったのではないかと思う。あまり楽しい道ではないが…。

小川町交差点からよこすか海岸通りへ。海沿いになって向かい風が強くなってきたが、マイペースで走る。ここはR16に比べると走りやすい。住宅館や大型ショッピングセンターなどが並び、うみかぜ公園には休日を楽しむ家族連れ。近くに大きなマンションがたくさん建っていた。きれいな街並みだし、けっこう住みやすいかもしれない。

R134へ曲がり、ここから忍者麺に先頭を代わってもらった。しかし前と同じペースで走られては困るので、おれの付いて行けるペースに抑えてもらった。やたらマンホールが多かったり路面が荒れていたりした区間を抜け、久里浜を過ぎた先の夫婦橋を直進。

ここからしばらくR134を離れてペリー通りを走る。道はけっこう走りやすいけど車は少なく、いい感じの道だ。フェリー乗り場を過ぎ、トンネルを抜けると北下浦海岸通りに出る。

ここは前回とても景色がよく、走りやすくて気に入った道。残念ながら今日は午後から曇ってしまったので、前のような幻想的な景色を見る事ができなかった。それでも、静かで海の広がる気持ちのいい雰囲気は味わえた。

何枚か写真を撮ったりしてから走り出す。車も少なく、波の音をBGMにして走って行った。前回は海に見とれて気付かなかった神大の研修所も今回はちゃんと見つけた。そして野比でR134へ合流。


ここから忍者麺のペースが上がり、付いていくのがやや苦しくなる。三浦海岸交差点を直進し、三浦半島の先端コースへ。ここからほとんど何もない道になる。似たような景色が何度かあり、忍者麺は「さっきから同じ所を走っているみたいだ」と言っていた。

どことなく寂しい雰囲気が漂う景色が続き、アップダウンを越えていく。そして、長い上りになるとやはり忍者麺に離される。毘沙門湾を過ぎた辺りの上りで、先行していた忍者麺がロードを降りた。そしてロードを押して歩いていた。追いつくと、「パンクした…」と。

そう言えば、R134で彼の後ろを走っていたときも、ちょっと空気が少なそうだなと思った。彼は22Cでおれより細いタイヤだから、22Cではこんなものなのかな? とあまり気にしていなかった。でも、やはり空気圧不足だったようだ。

買って初めてのまともなツーリングで(購入初日に走って家に帰ったので最初のランではない)いきなりパンクとは悲しい。でも、よく聞くと彼は普段からタイヤの空気圧管理をちゃんと行っていなかったようなので、整備不良に原因があったようだ。

彼には災難だったが、こうやってトラブルの度にいろんな事を学ぶので、長い目で見ればよかったのかもしれない。彼はよくパンクするらしく、パンク修理には慣れている。しかし、そのパンクの原因が空気圧管理不足からきていたとなると…。

修理が終わった後もチューブが偏っていてタイヤが変形していたりして何度か止まって調整し直し、それからは問題なく走れるようになった。おれもR-AIRチューブを使っているが、確かに最初適当に入れるとうまくはまらないことがあったものだ。

まだ明るいうちにパンク修理ができてよかった。これが日が暮れると暗くて作業がしにくいし(周りには何もないようなところだった)、何よりこの時期の夜は寒い。不幸中の幸いといったところか。


三崎から県道26号で北上していく。大渋滞と路肩がない道で、走りにくかった。ようやく引橋までやってくると、R134で逗子方面へ。逗子マリーナ近くのセブンで休憩。もうだいぶ薄暗くなってきた。

ナイトラン装備でコンビニを出発する。おれが先頭で渋滞の脇を抜けていく。休憩でどれだけ回復したかわからないが、不思議な事に、30km/hくらいでガンガン走って行く事ができた。

夜になって集中力も高まり、オラオラモードでガンガン飛ばしていく。忍者麺が当然のように付いてきているのは、彼のライトがおれを照らしていることからわかる。途中で乳酸が大量に発生するような走りをして150km走った後で、これだけ走れるのが楽しかった。

かなりの距離を激走し、さすがにおれがたれたところで忍者麺が前に出る。そして今度は忍者麺がガンガン飛ばす。渚橋に戻ってきて、そのまま鎌倉方面へ。R134は相変わらず大渋滞していたが、路肩はロードが走れる分だけちゃんと空いていた。そこをガンガン突っ切る。

再び忍者麺がペースを上げ、一時は36km/hくらい出るほどの強力なペースアップ。おれも意地になってくらいつくが、上りでも同じペースで上っていく彼に付いていく事はできなかった…。

全力を出して彼の後を追っていると、ピクピクと足が攣りそうになってきた。これはやばい。なんとか攣らないようにペダルに足を乗せたまま伸ばしたりしてだましだまし走って行った。

結局は車が寄ったりしているところで止まったりしているので完全にちぎれることはなかったけど、坂などではかなり離される。おれも不思議な回復後の足がまだ残っていたのである程度の速度で走って行けたのだけど、彼のペースはすごかった。あれだけ走った後にあの走りができるとは…。


暗闇の海岸を突っ走り、あっという間に江ノ島到着。ここで彼と別れた。彼は海沿いのR134へ、おれはR467へ。ここまでの走りですべての足を使い果たしたおれは、残りの20kmの距離を、20km/h台前半のペースしか出せなかった。

とにかく足が重くて、きつかった。あまり風がなかったのが救いか。お馴染みの真っ暗な境川CRでは、原付に乗った不良っぽい高校生が進入してきてうざかった。そして19:37、無事に帰宅。


今回のランは、山から海まで、坂から平地まで、朝から晩まで、晴れから曇りまで、まったりペースからハイスピードまで、不思議な回復あり、パンクトラブルもあり、忍者麺の新車も見れ、いろんな事を一気に楽しめ、非常に内容の濃い、満足のいくランだった。


データ:PolarData(CLICK Here!)
走行日:2005/02/12
出発:7:54 帰宅:19:37
走行距離:186.5km
走行時間:7h 47m 41s
平均速度:24.2km/h
最高速度:55.1km/h
上昇距離:1225m
心拍数(平均/最高):144bpm/176bpm
平均ケイデンス:96rpm
温度(最低/平均/最高):3℃/9℃/-
積算距離:8816km(ロード)
カロリー消費量:2780kcal
身長/体重:178cm/54.6kg
体脂肪率:11.5%

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