2003年10月06日(月) |
第45章 あの頃の日記(part1) |
あきらちゃんと一緒に暮らし始めた頃は、 ずっとその生活が続くのだと錯覚していた。。。
一緒に生活して、わずか一ヶ月程度で、その夢や希望はグラグラと、 音をたててくずれていく。。。 辛くて不安だった。
でも、二人でスタートしてしまったのだ。 乗り切らないと。。。。
昔、あの会社で辛くて悲しい日々を乗り越えた事を考えると、 何事もやってやれないことはない。 毎日、そんな風に心の中で自分を励ました。
その頃の家計簿に書かれた私の日記には、 如実に気持ちの変化が綴られている。
-------------------------------------------------------------------- 12月6日 今日は、いっぱいお金を使ってしまった。 でも必要なものだから仕方ない。そのかわり、お米とジャガイモを頂いた。 みんなが幸せになりますように。。。会社がうまくいきますように。。。。 --------------------------------------------------------------------- 12月8日 豚肉のしょうが焼き 味噌汁 ポテトサラダ 友達から、飲みに行こうと誘われた。今、そんな余裕なない。 ぱ〜っと、遊びに行きたいけど、我慢我慢。 この生活を選んだのだから、精一杯頑張ろう。いつかきっとうまくいくはず。 --------------------------------------------------------------------- 12月9日 今日は、一週間分の買い物をしたつもり。来週はだいぶん楽になるだろう。 あきらちゃんは、今日、帰ってこない。餃子を作り置きして、 洗濯と掃除を徹底的にして、一人を紛らわせた。 この生活で、一人は、心細い。 どうしてこんなに一人が怖くなってしまったんだろう。。。 --------------------------------------------------------------------- 12月11日 一駅先まで歩いて、あきらちゃんの誕生日プレゼントを買った。 心がウキウキしていないから、足取りが重い。がんばって元気になろう。 --------------------------------------------------------------------- 12月12日 明日は、あきらちゃんの誕生日、ご馳走を作って楽しく過ごそう。 少しでも、あきらちゃんの気分を楽しいものにしてあげたいな。
|