けろよんの日記
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2005年08月23日(火) 死に至る玩具

 こなみ3歳児が地蔵盆の福引で戴いたおもちゃはブロックと
魚釣りゲームだった。裏を返すとやはり、中国製だった。
 以前トイザらスのだだっ広い店内を歩いていた際、見るおもちゃ、
見るおもちゃが中国製で、頭がくらくらしたことである。
日本にアメリカにどれだけのトイザらスがあるのだ?
おもちゃのみならず日用品も衣料品も中国製品が全世界を席巻している
かに見受けられる。しかも安価である。
 どれほどの製造能力があるのか?

 もう20年近くも前になるのだが私は何も考えていない交換留学生だった。
デパート、スーパーでふとこれはどこの製品かと確かめてみたところ、
U.S.Aと書かれたものは殆ど見当たらず、中国、台湾、ドミニカ共和国
という文字ばかりだった。電化製品や車は日本製をよく見つけた(これは
贔屓目も入れて)ホストマザーが中国製品の不買運動が行われているのだ
と言っているのを聞いていたが語学力が足らず、何故なのかは聞取れず、
また聞取ろうともしなかった。

 石田衣良の「池袋ウェストゲートパーク」の最新作を読んだのが先日。
中にある「死に至る玩具」は多分、「ビッグ・イシュー」からインスパイアされて書いた作品であると思う。

 娘が楽しんでいる玩具が人を死に至らしめているものではないことを
切に願う。

 


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