けろよんの日記
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2011年09月09日(金) 新訳:丘の家のジェーン

 角川文庫からモンゴメリの
「丘の家のジェーン」が出ていると
知って、買ってきた。

 トロントで母、祖母、伯母と暮らす11才のジェーン。
裕福だが窮屈で死んだような上流階級の家に育つ。
美しい母を溺愛する祖母は、ジェーンの父を気に入らない
という理由もあり、孫のジェーンに冷たく、
ともすれば彼女を母から遠ざけ、機会を捉えて貶めようとする。

 縮こまってひょろひょろのジェーンにある日
死んだとされていた父からの手紙が届く
「この夏を一緒にプリンスエドワード島ですごすべきだ」と


「丘の家のジェーン」はアンシリーズと同じくらい好きだ。
(「青い城」も好きだ。)

20年ほど前に映画化もされている。
その際は祇園会館まで観に行ったのも懐かしい。

で、、、読み始めてみると、
うーん、やっぱり村岡花子センセの
昔風の言い回しの方が好きかな、、という部分もあり、
新しい訳で、をを、納得。という部分もあり。

友人たちのニックネームが変わっていて、

「こけらいた」→ 「オカッパ」
こけらいたってそもそもなんだ?
調べたら薄い板のこと?なんでそれがオカッパに
なるのだ。原文はなんなんだ?

「鐘たたき」→ 「ディンドン」
そのまんまやー。

「大股歩き」→ 「ヒトマタギ」
ロード・オブ・ザ・リングの駿男みたいです。

また、
村岡訳では
「空っぽのコップを飲むことがないようにね。」
とされていたのが、
「あんたの飲むコップが空になりませんように」
となっていた。
ふーむ。他にもあるかな、、、。

ということで図書館から村岡訳「ランタン丘のジェーン」
のリクエストをかけた。
原題もJane of Lantern Hillなので本当はこちらの方が
正しい、というか、当初新潮文庫から出版された際は
日本の読者に馴染みが薄かろうと「丘の家の」としたが、
気になっていたので講談社から再出版されるときは
「ランタン丘の」と変更したという。
しかしまた丘の家に戻っている。

明日は図書館に行って本を確保してこよっと。


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