この一週間あまり、日常の出来事にかまけていました。
日記を書かない日というのは、つまりそういう日々。
朝まだ暗く、夜が明けたか明けないかくらいに家を出て、
電車の中で本を読み、日が暮れる頃に帰宅する、そんな日々。
日記を書かない代わりに、夫と多くの時間を過ごしました。
夕食後から就寝までのささやかな時間。
一緒に借りてきたDVDを見たり、
はたまた火曜サスペンスやら金曜ロードショーやらを観ました。
ふたりともくたくたで、ぼんやりした時間を共有する。
『SENSE AND SENSIBILITY』という映画は、
1995年に作られた映画で、監督はアン・リー、主演がエマ・トンプソン。
舞台は19世紀のイギリスで、父を亡くし、財産と屋敷を失った姉妹の、
恋愛模様が描かれている。
姉は慎み深く現実的で、妹は情熱的で奔放。
対照的なふたりの、波乱万丈な恋愛がさわやかで温かい。
その映画を、くたくたでうとうとしている夫と二日に分けて観ました。
なんとなく、いい映画だねぇと、ほっこりするような物語。
いつか晴れた日に、というのは、この映画の副題。
いつか晴れた日に幸福というものが舞い降りる、
そんなハッピーエンディング・ストーリー。
この一週間の間、本もいくつか読み終え、いくつか新たに読み始めました。
村上春樹の『遠い太鼓』と瀬尾まいこさんの『天国はまだ遠く』を読了。
今は、村上春樹さんの『東京するめクラブ 地球のはぐれかた』と
宮部みゆきさんの『蒲生邸事件』に手をつけている。
師走。
教師だけでなく、日本の隅っこで生活する、
私みたいなちっぽけな存在も、また、走っています。
時節柄、ご自愛くださいますよう・・・。