遠くにみえるあの花火に
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2005年01月24日(月) これから踏み出す一歩についての逡巡

全然、なんでもないことなのに、
今の自分の現状に不満を抱いている。

不満。不満。

金・土・日と、ずっと同じところをぐるぐると廻りながら考えていて、
答えの出ない迷いの中で、自分自身の成長やら向上やら、
今まで考えてこなかったことに思いをめぐらせていた。

そう、今まで自分自身の「スキル」に目を向けてこなかった。
「できることを、できる分だけ、精一杯自然な形でする。」ということに終始していて、
「できないことに向かってチャレンジする」
「今までやったことのないことに挑戦してみる」という気迫に欠けていた。

何かしたい。

あれもこれも、欲張りなんだなと自覚する。

あれもこれもいっぺんにしたい。できないくせに、頭の中ではできる気になっている。


困ったなぁ。自分がどれくらいできるのか、ちっともわかっていない。
だから迷う。踏み出せない。





とりあえず、あれとこれを始めよう。と、いうところまでは固まった。

で、それより一段階お金も時間も本気の努力もいることを、
いつもの「思いつき」でやりたくなってしまった。

これが所詮思いつきの範囲でとどまるような、やめておいた方がいいことなのか、
せっかくの思いつきなのだから、えいっとチャレンジした方がいいことなのか、
判断がつきかねている。

少しこの考えを「寝かせて」みて、じっくり様子を見たほうがいいのかもしれない、とも思う。


しかし、私の気持ちは焦っている。性急にこの何かしたいという気持ちを納得させたい。
走り出したい。

でも。




金曜からずっとこんな調子で、いやはや。
旦那の前に正座して、うーんとうなってはまた立ち去ってみたり、
どう思う?と聞きながら、応えが欲しくなかったり。
電車の中で一点を睨みながら、ちっともまとまらない考えを宙に浮かせてみたり。


とりあえず、趣味のことから始めよう。体を動かそう。

そう、思う。









土曜日は朝から、そんなうだうだした気持ちに拍車をかけるように、
あれもこれもやりたいのに時間ばっかりがすぎていくわーん!という状態で、
心の中だけテンテコまいになる。

朝からマウスを使って絵を描こうと試みるも、上手く描けず途中で断念。
以前に無料でダウンロードしてきたイラスト用のソフトで描こうとしたのだけれど、
説明書がないものだから、使い方がわからず途方にくれる。
時間ばかりが無駄にすぎ、焦りがつのる。

午後は実家に行き、放置していた荷物の整理をする。

土曜の夜は「合格おめでとう!」ということで、割烹のお店へ。
ふぐの白子を食べた。焼いたやつ。めちゃうま。

まわりはどんどん試験を受けて合格し、資格をとっていくのに、
私はこんなことでいいのかなぁと、また鬱々とする。


日曜は朝寝坊。
「Meets」という雑誌に載っていたケーキ屋に行き、ケーキを買う。
それからまた実家へ。
昨日整理しておいた荷物を、夫の車に積み込み新居へもって帰るためだ。

どでかいミルフィーユにご満悦な私。

うまいもの、ってどうしてうまいんだろう。
ほふう。

でも、ご近所のあのケーキ屋さんのケーキの方が好きだも。と思う。


そうして、幸せな夕暮れとともに帰宅。

夕飯には、夫がかつて「我が家の定番にしよう!」と宣言した「さといもコロッケ」をつくる。

さといもとじゃがいもをブレンドして作るの。
玉ねぎはいれなくて、代わりに、しいたけとにんじんをプラスしています。

あっさりしていて、ヘルシーなコロッケです。






だから結局、自分は何かしっかりと形ある「スキル」が欲しいのだろう。
資格・免許。それから仕事。
人より誇れる何か。
生きていく上で、自分を助けてくれる何か。

夫に頼って生きるのではなくて、だらだらと流されるように生きるのではなくて。
何か形が欲しいなぁ。

目に見える形。

形。



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