遠くにみえるあの花火に
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2005年03月25日(金) しあわせって何だろう?なんて考えてみる





泣きそうになって、

あわてて食器を洗う手を忙しく動かした。


泣きそうになって、

あわててコーヒーをごくりと飲んだ。


そんな朝。





今日も「トニー滝谷」の映像があたまから離れない。
白い空。宮沢りえの細く白い首と手足。イッセー尾形のうずくまった後姿。
もともとが村上春樹さんの原作を映画化したものだから、ということが関係しているだろうけれど、
まるで上質な小説を読んだ後のような高ぶりとふわふわした感じが、ずっとつきまとっている。

小説の「トニー滝谷」をもう一度読み返そうと思っているのだけれど、
(まったく記憶に残っていないけれど、私は確かにこの小説を読んでいるはずだと思う。)
ダンボールに詰め込まれたままのたくさんの本の中から、
この小説を探しだす気力が沸いてこない。

それでずっと、音のない映像だけが、
一週間たった今日も、まだいったりきたりしている。





今夜は送別会。


その人と別れること自体は悲しくない。

ただその人との記憶がよぎるたびに、心がしゅっとしぼむのだ。

しゅっとしぼんで、
きれいな笑顔だけが残る。








おいしいと評判のパン屋さんのパンにはまっている。
今日で3日目。

「いい」と思っても、それを続けて買ったり食べたりすることが少ない私には珍しい。

なぜだか毎日食べたくなる味。
同じ店のおなじパンばかり買う。


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