遠くにみえるあの花火に
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2005年08月07日(日) 淀川の、大きな花火を眺めて

あーねむい。
今、非常に眠く、ほろ酔いの中で日記を書いています。

今日は、午前中に夫と買い物に行き、
お昼に白ワインをあけ、夫の作ったトマトスパゲティをたべました。
チーズやおかき、焼き茄子やサラダなんかをつまみながら、
至福のひとときでした。
冷たく冷されたワインはおいしくて、くいくいとグラスが空いてしまいます。

二人で一瓶ですが、酔っ払った。







島本理生さんの「一千一秒の日々」読了。
少しずつ読もうと思っていたのに、昨日、
洗濯機を何回かまわしている間の時間に読んでしまった。

恋愛においての愛憎。
その憎の部分は、人の醜いところは、もっと避けられるべきだろうと思うのに、
そこのところも必要な部分として描かれていて、
なんだか居たたまれない気持ちになる。
ああ、見たくない、と思うのに、
ああ、覚えがある、と、思う。

恥ずかしい気持ちになる。

けれど、どの感情も、これが本当なのかもしれない。

今回の登場人物は男の子たちが魅力的でよかった。
「ナラタージュ」の男の子たちは今ひとつ好きになれなかったけど。

けど、それにしても、今ふと思ったけれど、
島本理生さんの小説に出てくる人たちとは、
それが男でも女でも、あんまり恋愛したいとは思わないということに気付いた。
みんななんだかナイーブで、後ろ向きな感じがするからかな。。







淀川の花火を見にいく。

みんな花火が好きなんだなぁと思う。
花火のためにこれだけの人が集まるのだから。

花火。

この日記をはじめてもうすぐ1年がたちます。
どうしてこんなタイトルにしたんだろう?と自分でも不思議だけれど、
花火というもののイメージがもたらす素敵なものに
少しでもあやかれたらと、思うのでした。

淀川の花火へは、「南方(みなみかた)」という駅で下車し、
歩いて淀川の河川敷までいき、
そこでたこ焼きやフランクフルトを食べながら、
もちろんビールも飲んで、花火を眺めたのでした。
とてもとても高い空へ、大きな花火がどどーんと打ちあがる様は
なんともいえず圧巻で、口を開けてぽかーんと眺めていました。

とても素敵ないい夜でした。







銀色夏生さんの「つれづれノート14」を読んでいます。
ときどき出てくる、人間関係についての考察がおもしろく、
あーわかる。そうかも。そうかも。と、思う。

―私のことを怖いと思ったあの人は、私のことが分からなかったから、
私のことが怖かったのだろう―

―私のことがわかる人にとっては、私はちっとも怖くないのだから―


それにしても、銀色夏生さんはどんどん独自の道を進んでいっている。
14冊。ずっと読んできて、最初は憧れが強かったけれど、
最近は、少し心配する気持ちが増えてきた。
大きなお世話だろうけど。




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