2005年08月07日(日) |
淀川の、大きな花火を眺めて |
あーねむい。
今、非常に眠く、ほろ酔いの中で日記を書いています。
今日は、午前中に夫と買い物に行き、
お昼に白ワインをあけ、夫の作ったトマトスパゲティをたべました。
チーズやおかき、焼き茄子やサラダなんかをつまみながら、
至福のひとときでした。
冷たく冷されたワインはおいしくて、くいくいとグラスが空いてしまいます。
二人で一瓶ですが、酔っ払った。
*
島本理生さんの「一千一秒の日々」読了。
少しずつ読もうと思っていたのに、昨日、
洗濯機を何回かまわしている間の時間に読んでしまった。
恋愛においての愛憎。
その憎の部分は、人の醜いところは、もっと避けられるべきだろうと思うのに、
そこのところも必要な部分として描かれていて、
なんだか居たたまれない気持ちになる。
ああ、見たくない、と思うのに、
ああ、覚えがある、と、思う。
恥ずかしい気持ちになる。
けれど、どの感情も、これが本当なのかもしれない。
今回の登場人物は男の子たちが魅力的でよかった。
「ナラタージュ」の男の子たちは今ひとつ好きになれなかったけど。
けど、それにしても、今ふと思ったけれど、
島本理生さんの小説に出てくる人たちとは、
それが男でも女でも、あんまり恋愛したいとは思わないということに気付いた。
みんななんだかナイーブで、後ろ向きな感じがするからかな。。
*
淀川の花火を見にいく。
みんな花火が好きなんだなぁと思う。
花火のためにこれだけの人が集まるのだから。
花火。
この日記をはじめてもうすぐ1年がたちます。
どうしてこんなタイトルにしたんだろう?と自分でも不思議だけれど、
花火というもののイメージがもたらす素敵なものに
少しでもあやかれたらと、思うのでした。
淀川の花火へは、「南方(みなみかた)」という駅で下車し、
歩いて淀川の河川敷までいき、
そこでたこ焼きやフランクフルトを食べながら、
もちろんビールも飲んで、花火を眺めたのでした。
とてもとても高い空へ、大きな花火がどどーんと打ちあがる様は
なんともいえず圧巻で、口を開けてぽかーんと眺めていました。
とても素敵ないい夜でした。
*
銀色夏生さんの「つれづれノート14」を読んでいます。
ときどき出てくる、人間関係についての考察がおもしろく、
あーわかる。そうかも。そうかも。と、思う。
―私のことを怖いと思ったあの人は、私のことが分からなかったから、
私のことが怖かったのだろう―
―私のことがわかる人にとっては、私はちっとも怖くないのだから―
それにしても、銀色夏生さんはどんどん独自の道を進んでいっている。
14冊。ずっと読んできて、最初は憧れが強かったけれど、
最近は、少し心配する気持ちが増えてきた。
大きなお世話だろうけど。