鮎見時子の日記
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2004年08月20日(金) ブレイクワイフ

1999年からSPA!で中年に差し掛かった30代の主婦
結婚して子どもいて幸せの筈の主婦たちが葛藤し
依存症、不倫それから。。。の
はたから見てなぜ?の状態の主婦たちのことを
連載していて其のときのタイトルがブレイクワイフ

今女の勝ち組み負け組みなんて言葉が流行っている。
それに比べるとブレイクワイフはメジャーになってない
本当はある痛みを見るのは都合が悪いのかも

ふと思い出して
検索したら以下の文献見つけた

> 鹿野政直「戦前・家の思想」創文社(1983年)からの抜粋です。
>
>「ベビーシッターということばがある。・・現今の家庭で妻=
>主婦=嫁は、夫シッター、子供シッター、老人シッターの三機
>能を兼ねることを余儀なくされ、その意味で『母性』ないし擬
>似的『母性』をつよめつつある。いいかえれば、総母子家庭化
>の進行である。その関係において家庭は、かろうじて一つの単
>位として存在するとの様相を強めつつある。

>こうして『母性』は、国家によってあらゆる矛盾の投げすて場
>所として意図的に称揚され、男たちによって日常的”些事”を
>肩がわりしてくれる美徳として価値づけれられる。・・(略)

>『母性』の観念は、太古のその発生期にあっては、『豊穣』の
>観念と結びつき、普遍愛への展望をもちえたのであったとして
>も、私的所有を原理とする現今の社会では、すべてを私物視せ
>ずにはおかない資本主義的価値意識に思うままに攻めこまれ
>『子供』一般ととらえるのとは対極の”わが子”意識をのみ肥
>大させつつある。

毎日毎日全く隙間のない逆算で
お昼食べ終わったら夕食のこと考えるのは
脳の負担がものすごい。

私なんかは人間って中身のないうんこ製造マシーンかって思えて
切れてくる
夫は帰宅すると当たり前の様に自分の部屋で
TVゲームのスイッチをいれるのが日課
そして当たり前のように飯はまだ腹減ったとぶーたれる
腹立たしくなる瞬間だ

金銭稼ぐことだけでご飯は食べられないのだ。
誰のおかげで食べられるか。
作る私がいるからだ。


それにしても大体今の食生活文化は
19世紀貴族が召使に作らせていたスタイルがベースで
それがナチュラルで完璧かはかなり怪しい

ちなみに育児書も親という当事者になって読むと
こんなのやってられるかが多い

で思ったけど
ルーツは19世紀子どもの発見があって
どうして良いかわからなくて貴族の乳母への教育書あたりを
モデルに出来上がったんじゃないかと・・
(近代社会では産業革命以前はたくさん産んで何人かが生き残り5歳には
立派な働き手で生き延びていたわけで・・・)

親の役割りってなにはまだまだ子どもを実験台にして
試行錯誤してるんだと思う

母親の理想化を熱く語る人は
自分がそれをやる前提ではないのだよ
じゃあ自分でやってみろって感じ・・・




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