ふつうのおんな

2004年09月03日(金) 癒えない傷は

失恋から立ち直る、というのはどういう状況のことを言うのか。
関係が駄目になった直後というのは何をしても何を見ても相手を思い出す。
二人で見た映画がDVDやビデオになっているのを見たとき。
二人でいるときに耳にした曲を友人がカラオケで歌ったとき。
相手と同じ香水を使っている人とすれ違ったとき。

そういう思い出が湧き上がってきたときにふと気づくと眉根が寄っていたり、胸に手をあてていたり。
これはまだ忘れてなどいない。

人の心というのは不思議な動きをするもので、そのうち相手につながる物事を眼にしたり触れたりしても思い出さなくなる。
これは無意識に蓋が閉じているのではないか。

ほんとうに『過去』といえるのは、思い出しても「あぁあんな人がいたな」とただそれだけで流れる状態なのではないか。

そして、今 Now リアルに胸が痛いときはどうやってそれをやり過ごすか。

その真っ盛りが身近にいるんだけど(αのことね。ちなみにβとθはうまくいった)
まだまだ折り合いがつけられない様子。
うまくこれを乗り切って欲しいものだ。

カラオケで恋の歌すら避けたいと言うαには出来ないかもしれないけど、いっそどっぷりと浸るのもいい。
ぐじぐじ ぐずぐずと悲しい気持ちに自らもっていって、泣くのもいいだろう。
家族の目が気になるなら風呂で泣けばいい。
酒飲んでばかみたいに酔っ払うのもあり。男だから道端で寝込んだってレイプはないでしょ。
狩られるかもしれないけど・・・。

で、ふと思ったけど「惚れっぽい」というのはある意味防衛だね。
痛い思いをしてもじきにそれを癒せるココロの仕組みなわけでしょ。


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