ふつうのおんな

2004年09月11日(土) タクシー運転手は語る

話し掛けられにくい
話し掛けられやすい

この二つの評価をされる。

「にくい」は主にあまり口を利いたことが無い人。もしくは初対面。
仕事中はとてもにこやかという表情ではないし、口調がさぱさぱしてるのでなお更。
が、何回こちらが丁寧に話してもびびってる人とかいるけど、よほど自分のする質問内容に自信が無いのかこれまでの私の回答が意味不明なのかはわからない。

「やすい」はtopはタクシーの運転手さん。
九州からきた女子が「東京の運転手さんってずーっと黙ってるんだね」と言ったとき「えー普通話さないでしょ」と答えたのはぱっと見大人しげな女子。
わ、私が話し掛けられないときって他に連れがいるときか寝てるときだけなんだけど。

だいたい平均した乗車時間は15-20分くらい。
タクシーに乗る頻度は月に1回以上。多いときは週に2,3回。

息子が結婚しないと嘆く運転手さん
日の売上と月の目標額の達成方法を教えてくれる運転手さん
手持ちが足りなくて明日書留で送るといったら信用してくれた運転手さん

で、昨日の運転手さんはこれまでにいないタイプだった。

仕事柄、乗ってきた時の印象と第一声でなんとなく性格がわかるんだそうだ。
私のことは「話しやすい」と称した。

で、初めて聞いたよ タクシーの怖い話。

3人乗ってきたので日報に「男1女2」と書き、運転しながら話し声が二人ぶんしかないのに気づきふとバックミラーを見ると自分の真後ろに座ったはずのミディアムヘアでドットの大きい水玉のワンピースを着ていた女性がいない。
「あれ?もしかして・・・」

とある病院前から乗り谷中のほうへ、と言われて走り出す。
白髪混じりのすこし色白の初老の男性。
道順を確認しようと話し掛けても返事が無い。バックミラーを見る。・・・いない?
具合が悪くなって座席の足元に倒れているのかと思って車をとめて振り向く。
いない。
車をとめたのは谷中霊園のそば。
もしかして白昼夢を見たのか?と日報を見たら「男1」とやっぱり書いてある。
「あれ?もしかして・・・」

ハッキリ姿を見てるしちゃんと喋ってるんだから紛らわしいんで、ヒュードロドロのBGMつきできてほしい。
と、運転手さんは笑うが、私は笑えないっての。


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ちなみにその運転手さんは私のうち近辺はテリトリー外なのだそうだ。
ひぃい

chick me
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etsu

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