ふつうのおんな

2005年05月17日(火) 命が消えた日と命が生まれた日

母方の従妹は全部で4人。
母のすぐ下の弟の子が3人 一番下の弟の子が1人。(諸事情により音信不通)
この3人は私の一つ上のY子お姉ちゃんと一つ下の妹と同い年の双子のRとK。みんな女。

年も近いことがあって、私たちはすごく仲がよかった。

双子の1人Rちゃんは先週母のお見舞いに飛んできてくれた。

Rちゃんは数年前住んでいたアパートが火事で全焼したのをきっかけに旦那さんの実家に同居している。
5歳の長男 3歳になる次男 7ヶ月の三男。

Y子姉ちゃんは4歳になる長男と3歳になる長女。
Kは今朝 次女を産んだばかりだ。

この3人も母に可愛がられた。

夕べ この3人の父親である叔父1から電話があった。

「Yの長男が死んだ」

「は?」

「友達がタニシをとりにいって楽しかった話を聞いて自分も行きたいって言ってて。
Rが大人と一緒じゃないとダメって言ってたのに友達といったらしく おぼれてしんだ。」

Kは陣痛がきて、今さっき入院したという。
ショックではやまったのか。

Rちゃんの長男はRちゃんにそっくりで 次男は旦那さんにそっくりで 三男は二人のミックスの顔。

母には内緒にしよう と皆で決めた。

叔父2と妹は今日のお通夜に駆けつけるそうだ。
妹はKの病院にも行って こんなときだけど おめでとうは別で祝ってあげたいと言った。

出産祝いとお香典を同じ日に出すのは初めてだ。

Rちゃんの長男とそれほど交流があったわけではない。
ただ、 子供の頃から3人の中で一番まじめで人生を堅実に歩んできたRちゃんに どうしてそんな不幸が起こるのか
とRちゃんのことを考えると頭ががんがんする。

双子なのに片方の長男の命日の翌日が片方の次女の誕生日なのだ。
この先3人はこの2日間をどんな思いでむかえるのだろうか。

夕べは久しぶりに睡眠薬を飲んで 泥のように 寝た。

悲しいことなど もう充分だというのに。

chick me
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etsu

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