2005年12月03日(土) |
一番なっちゃいけない酔っ払いのタイプ |
昨日は23時少し前に会社を出た。
もうねぇ、なんていうの。 この時間の東西線(東京近郊の人じゃないと解らないですよね。都営地下鉄なんですが、東京から千葉のほうまでいく電車です)はうんざり。 朝のラッシュもピークのときは身動きできないしきついけど、それ以上に帰りは「だめな泥酔者」がいるんですよ。
だから仕事で疲れて帰るときは本当にいやなんですわ この電車。
他の地下鉄から乗り換えるためにエスカレーターをのぼっているとき、右側をふらふらとトレンチコートのおじさんが上っていった。 目が据わってていきなり「ぶしっ」とかいって吐きそうな感じで そうなったら逃げようと思って横目で通り過ぎるのをまった。 すると後ろから上ってきた紺色のスーツのサラリーマンがトレンチの腕を掴んだ。
多分エスカレーターに乗る前にぶつかって謝らなかったとかその程度だと思う。 すると紺スーツのおじをその連れが「すいません こいつ酔ってて」と抑えたんだけどトレンチはがっとその腕を振り払い殴りかかるのかと思ったらおじさん2人を押した。 紺スーツのおじは酔ってるから踏ん張りが利かず、その後ろの連れは二人ぶんの体重を支えきれずもちろん後ろに倒れた。 幸い後ろのおじが倒れる勢いを殺していたので ずりずりっと壁にもたれて倒れるような感じでいったのだが エスカレーターののぼるところでおじさん二人仰向け。
トレンチのおじはひっくり返った二人をチラッと見たあとずんずん東西線のホームに行ってしまった。
私は一瞬 横をのぼっていくトレンチのおじを捕まえようかと思った。
落ちたおじ二人が怪我してたら傷害でしょ? 酔ってるからって喧嘩になるのは良くあることだけど絡んできたおじの連れは止めようとしただけだし。
トレンチのおじを視界にロックオンしたまま、どうしよう と思い東西線の改札を通ろうとすると女の人が「どうしたの!」とエスカレーターのほうに人の流れと逆流して向かっていった。 あのおじ二人の連れなのだろう。 その女性を見ていたらトレンチのおじを見失ってしまった。
けど、ほんとに腹が立った。
以前ホームで学生が殴られて亡くなった事件があったよね。 ああいう事件はこうやって起きるんだと思ったらむかむかした。
だけど私は 酔っ払って力の制御が利かない男と喧嘩して勝てるほど強くはない。 揉め事を止めにはいって怪我してもいいと思えるほどのんきでもない。 第一この仕事の忙しい時に(これからさらに忙しくなるのに)怪我して入院でもしちゃった日には目も当てられない。
私の周りの人もきっとそういう気持ちがぐるぐるしたと思う。 だってトレンチおじのこと、もしものために こいつの顔を覚えてやるって感じで皆すごい見てたもん。
これから忘年会シーズンだからますますこの電車はうっとうしいヨッパライが増えるのね。 とほほ
chick me
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