2006年05月02日(火) |
母の最期の旅行から一年経ちました |
去年の昨日 母は無理やり家に帰り 父の夏の衣類を衣替えしました。 といっても母は横になっているだけで 母にイチイチ見せてしまうならどこ とかそういうことやってたんですけどね。 あのとき 母が 「きらんかもしれんけん お母さんの夏物は出さんでよか」 とさびしそうに言った姿が今も鮮明に浮かびます。
そして本当にそうなってしまったなと。
そして今年ももう5月になってしまいました。
去年は ここからが 本当に毎日毎日不安と悲しみとわずかな希望とないまぜになった苦しい時間を過ごしました。 亡くなる一週間前というのは もう回復の見込みはなく とにかく苦しませたくない気持ちと生きて欲しい気持ちとでぐちゃぐちゃでしたが 5月の最初の頃は「もしかしたら もう少し時間が経てばまた元気を取戻してくれるんじゃないか」と思っていたので辛かったです。
他の何よりも母を思い 自分の寿命をどうやったら削って母にあげられるのだろうかと そんなことばかり考えていた5月が また来てしまった。
母の生まれた5月。 母の苦しんだ5月。
私は一年の中で一番5月が苦しい です。
chick me
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