ふつうのおんな

2007年03月22日(木) さようなら

去年の11月はサイン会をしてくれるほどには体力があった鴨志田穣さん。
20日になくなられたそうですね。

ちょうどオットに「鴨ちゃんてまだ大丈夫かな」と言われて「大丈夫じゃない?訃報出てないし」なんてことを会話したばかりでした。
オットに「うそつき!」って言われました。

私は西原さんとゲッツ板谷さんが大好きで、鴨ちゃんは西原さんの漫画に登場してくるスパイスのような感じで好きだったのとは違ったふうにオットはなぜか鴨ちゃんが大好きで『日本はじっこ自滅旅』も何度も何度も読んでました。

どうしてそんなに鴨ちゃんが好きなの?ときいたら、普通じゃありえない体験をいくつもしてて、でもそれを書いてる文章が無機質で と。

私は「妻」としてだと、こんなに厄介なオットは大変だという目線で見ていたので、鴨志田さんの死は少し腹立たしいです。
好きなことして逝っちゃったなあと 腹立たしさの中にしょうがないか この人は。と思えてまた腹立たしいというか。

「毎日かあさん」の3巻で西原さんが主治医に
「あなたの夫はもう長く生きない。だからあなたの膝から送ってあげなさい。」
といわれる箇所があります。

西原さんはそれができたんだなって

鴨志田さんは勝手な生き方をして家族を一度失い、だけど家族はずっと鴨志田さんの場所を空けていてくれた。
本当に幸せな人だな

お嬢さんや息子さんのこれからをもっともっと見たかっただろう
子供が小さいうちに逝くのは心残りでならないだろう
だけど、腎臓をだめにして癌にまでしてしまったのは自分でやったことのツケかな という気持ちもあったんじゃないかしら

お別れ会 にはいきたいと思っています。

chick me
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etsu

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