プレーリードック(今は輸入禁止)を飼い始めたのは、えーと2000年くらいのことです。 「つくね」と名づけて一緒に寝たりしてかわいがってきました。 つぶされないよう枕と枕の間に仰向けにひっくり返って寝る姿は今も鮮明に覚えています。
「出して出して」とケージを齧るのがすごくて、一匹だからさびしいのかなともう一匹かってきました。 それが「ささみ」です。
ささみが来てからは私たちと一緒に寝ることはなくなったけど、つくねとささみはいつも団子みたいにくっついていて仲良し。 二匹そろってケージをガンガンやるので、夫は特注の大きな水槽を買いました。 それからはジャンプして「出して出して」としなくても、私たちの姿が見えるので少しおとなしくなりました。
回し車の下にささみが藁をかき集めると、回し車は回らなくなります。 つくねは回し車によじ登り、ときどき脱走しました。 電話のコードを齧ったり藁をぶちまけたり・・・。
最後の脱走は先々週です。
最近はよろよろし始めていたので、もう脱走する力はないだろうと思っていたらまんまと脱走したつくね。 水槽からいなくなっていて驚き、必死でさがしたらぽんずのマザーボールの上ですやすや寝ていました。 もしかしたら、この脱走のときからだの中をいためたのかもしれません・・・。
ここ数日はえさを食べている様子も水を飲む様子もなく、今朝口元までエサを持って行ってあげても食べず。 うずくまっている形なので口元がよく見えなかったんだけど、つくねに触れている指先が湿っている感触・・・。
鼻水かと思って指を見たら、茶褐色になっていました。
血です。
驚いて夫にそれを告げ、嫌がるけれどつくねをタオルに載せてからだの前面を見たらお腹から顔から濡れていました。 真っ赤ではなかったので、血だけじゃなくて胃液や胆汁のようなものも一緒に流れ出たのかもしれません。 よく見ようとするとすごく嫌がったので鼻からなのか口からなのか解りませんが・・・。 一緒にしちゃいけないと思うけど、母が胆汁を吐いて吐いて苦しんでいた姿がフラッシュバックのように浮かび、泣きそうでした。
いろんなサイトで見ましたが、病院に連れて行ってもレントゲンをとったり抗生物質をあげたり位しかできないらしく、それはもうつくねの体にとっては負担でしかないでしょう。
もしかしたら脱走のときに内蔵を傷めたり骨折したりして、その影響かもしれない。 もしかしたら病気を患っていて、それが表に出てきたのかもしれない。
これから私がつくねのためにできることは、少ないです。 少ないけれどできることはしようとおもいます。
もし、私もオットもいないときに逝ってしまったとしても、ささみはきっとつくねに寄り添って最期を送ってあげてくれるでしょう。 今はそれしか救いがありません。
どうか 少しでも苦痛の時間は短くありますように
どうか どうか
chick me
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