吉田秀和の本を読んでいると、楽器を練習する際、 色々な速度で弾いてみて、自分の気持ちいい速度でひくのがいい。 と書いてあった。 きっちりとしたレッスンもたしかに必要だが、気持ちよく弾く。 執拗に音を聴きながら。 少し、自分のものになってきた。
「天使たちの饗宴」澁澤龍彦同時代芸術論集 澁澤本だ!と思って図書館で本を手に取る。 ぱらぱらとページをめくると、淫靡な絵が目に飛び込む。 僧侶がもつ蛇が女陰にもぐりこんでいる。「佐伯俊男画集」 急いで本を閉じてしまった。家でゆっくり読まなければと思う。 この本は、日本の芸術家をとり扱っている。 金子國義、四谷シモンと澁澤との対談がおもしろい。 三島由紀夫のコメントも華麗な言葉の宝庫だ。
プレス・ビブリオマーヌ「狂王」という革表紙の豪華版に野中ユリの 挿絵をいれた際の三島のコメント
「狂王」は何という美しい潚酒な御本でしょう。白い羊革の表紙が 豪華そのもので、野中ユリさんのコラージュも、この上ないほど 見事に内容にマッチしています。末期ロマンチシズムと、冷たい 現代的感触との、創造と批評の一致といういうべきものが、御作の 作因のように思われますから、このコラージュはまさにそれを 体現しています。そしてこの香り高い死、金属の腐食感」
流石、三島。ブラボーと拍手をしたくなる。
今日の夕食 牛肉とこんにゃくの煮込み ホタテとささみのだんごスープ トマト 枝豆とミンチのカレー風味おにぎり お酒:Le Chanpagne Paul Bara (たしか、2000円ぐらいかな?) 食事後、パインと柿でだらだらと飲む
フードプロセッサー登場! ホタテのスープは魚介類の上品なコクのある味。 おにぎりは枝豆のすきとおるグリーンが綺麗。 牛肉の煮込みは長ネギがしょうゆとみりんの甘さを含み美味。 お酒にあう大満足メニュー。 シャンパンは最初少し甘みが残るが、あとは気にならない。 栓をあけるとき、ほんの少し上等なシャンパンと比べると 少し下品な音がするのは、気のせい?
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