「君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956」を 見に行った。 ソ連支配の共産主義政権下にあったハンガリーでの話。 ロシアをこれでもかというぐらい悪者に描いていたのは 少し笑える。 ソ連は、民主主義の国の映画界では 分かりやすい悪代官。
よくある体制に抑圧され戦う男女の話が小さくまとまりすぎて 私は物足りなかった作品。
クンデラを読んでいると、体制の話がよくでてくるので 小説の場面を思い出しながら見た。 自由を奪われた国で冷静に出来事を記述するクンデラ。 デモを先導し連帯を強制する人に共感をもてない 女性サビナ。 少し本流からはみ出している人の物語は好き。
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