りえるの日記

2007年12月06日(木) 体制

「君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956」を
見に行った。
ソ連支配の共産主義政権下にあったハンガリーでの話。
ロシアをこれでもかというぐらい悪者に描いていたのは
少し笑える。
ソ連は、民主主義の国の映画界では
分かりやすい悪代官。

よくある体制に抑圧され戦う男女の話が小さくまとまりすぎて
私は物足りなかった作品。

クンデラを読んでいると、体制の話がよくでてくるので
小説の場面を思い出しながら見た。
自由を奪われた国で冷静に出来事を記述するクンデラ。
デモを先導し連帯を強制する人に共感をもてない
女性サビナ。
少し本流からはみ出している人の物語は好き。


 < 過去  INDEX  未来 >


りえる [MAIL]

My追加