パスカル「パンセ」。 信仰至上主義の精神がしっくりこないので、 読むスピードが遅くなっている。
本を読むのは共感するだけでなく、自分とは違う考えに ふれる事も大切だと思うから、頑張って読んでいる。
合間にバタイユ「空の青み」を
人間が嫌悪し、狂気ともいえる瞬間を描くことにより、 バタイユは何を語りたかったのだろう。
描写の鋭さでいえば、「マダム・エドワルダ」「眼球譚」の方が 優れている。
狂気が洗練されていうのかな。
プラトン「パイドロス」でも、 狂気(マニアー)というものを、恥ずべきものとも、 非難すべきものとも、考えてなく、 神から授けられる狂気は、人間から生まれる正気の分別よりも 立派なものであると言っている。
私の嗜好は「狂気」と「毒」を感じるかという事が ポイント。
|