りえるの日記

2007年12月05日(水) マニアー

パスカル「パンセ」。
信仰至上主義の精神がしっくりこないので、
読むスピードが遅くなっている。

本を読むのは共感するだけでなく、自分とは違う考えに
ふれる事も大切だと思うから、頑張って読んでいる。

合間にバタイユ「空の青み」を

人間が嫌悪し、狂気ともいえる瞬間を描くことにより、
バタイユは何を語りたかったのだろう。

描写の鋭さでいえば、「マダム・エドワルダ」「眼球譚」の方が
優れている。

狂気が洗練されていうのかな。

プラトン「パイドロス」でも、
狂気(マニアー)というものを、恥ずべきものとも、
非難すべきものとも、考えてなく、
神から授けられる狂気は、人間から生まれる正気の分別よりも
立派なものであると言っている。


私の嗜好は「狂気」と「毒」を感じるかという事が
ポイント。


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