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リアリティ - 2004年08月23日(月)




 私自身は、落ち込んでいるときの、
 冷徹な、あるいは自己中心的な、揺らぎの無い感覚が、
 私らしい、本当の私だと思っていた。

 正しいものはコレ、と見定めるようなあの感覚が、
 私のリアリティだと思っていた。

 ところが先日彼の言によると、
 そっちの私も私なんだけど、むしろ凝り固まった、
 もったいない私らしい。

 落ち込んでないときの、たとえばまっすぐに彼を好きで、
 世界をそのまま了承できる、受け入れられる私ってのが、
 本当の私なんだよ、ということらしい。

 そんなことあるだろうか?

 私は落ち込んでるときに芽生える確信から、
 自分はむしろ根暗だと思っている。
 でも、落ち込んでないときの私が、むしろ本質だとしたら。

 かなり、根明なんじゃないだろうか。

 駄洒落大好きだし、基本ケセラセラになるし、
 ケタケタ笑ってばかりいる。
 そんな私を、私は創っているとばかり思っていたけれど。

 そっちが私の大部分を占める本質だとしたら?

 大回転だ。



...




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