HARUKI’s angry diary
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2004年08月29日(日) HARUKI北海道へ行く その3

またまたHARUKIが早朝に起きると、さすがのクマも起きていて、すでに温泉に入ってきたらしい。
「5時には大浴場へ行ったんだけどもう人がいたよーーー」

「では行って来ます」とHARUKIがタオルなど準備しているとクマが言った。
「珍しいねぇ、HARUKIちゃんが、こんなに何度も温泉入るなんて」
いいだろっ!気持ちいいんだからさっ!!
っていうか、もしかして歳のせいで温泉好きになったか?などと考えるHARUKI(笑)。

台風が近づいてきたせいか、空模様がかなり怪しい。雨女のHARUKIとしては2日間、天気がもってくれただけで十分(マジ)。

「天気がいいうちに」と函館からは、車で約50分かかる大沼公園に向かう。
以前から通るだけで一度行ってみたかった場所だ。
ここは大きな沼と周囲に広がる大自然がウリの国定公園。リゾート地としても明治時代から有名なところだったらしい。

早朝のせいかまだ観光客もいなくて、静かな公園。
沼にはマガモが何羽か泳いでいた。

何を思ったか、昨日買ったトラピストクッキーを袋から取り出すクマ。
いきなりマガモに向かってクッキーの切れ端をやりだした。
するとどこからかマガモがダッシュでやってくる。バタバタ羽音をさせ、近くの水面にザーーっと着水。それからおもむろにクマの近くに寄って来るのだ。
うわぁ、これってウチのネコたちと同じだよーーーーー(笑)。
冷蔵庫を開けると、どこにいたかわからないネコたちが必ず現れるんだよなぁぁ。

最初は3羽くらいしかいなかったマガモが気付いたら十数羽になっていた。
「餌付け、餌付け〜」
とうれしそうに言いながら、マガモにクッキーの粉をやるクマ。
ついにマガモは土の方まであがってきて、クマの手からクッキーの切れ端を食べ始めた。うっそーーーー。

ま、カモたちも観光客慣れしているのだろう。でもこんなもの食わせていいのかよ!おいっ!

昼近くなってくると観光バスが続々とやってきた。大自然も人があふれてくると多少興ざめ。

次の目的地、トラピスチヌ修道院へ。こちらは女性の修道院。
こちらはトラピスト修道院とは違い多少観光地化されていた。でももちろん中へは入れない。
説明板を読むと、入信希望者は35歳まで。何年かのお試し期間(?)があり、その後入信するかどうか決めるらしい。神様に一生を奉げるんだから、並大抵の信仰心では出来ないことだろう。

「きっと処女しか入れないんだよ」などと不謹慎な話をしつつ(←おーい!)、いよいよ昼食場所の五島軒へ。

このレストランは明治時代に創業した由緒正しい洋食屋さん。今は、フランス料理とカレーが有名だが、当時はロシア料理を出していたらしい。
カレー嫌いなHARUKIは、店内に入って驚愕。お客のほぼ95%がカレーを食べているのだ。うえーーーーん。

クマはもちろんカレー、HARUKIはカニクリームコロッケを食す。

飛行機は夕方の便。それまでクマが絵を描きたいというので、前夜行った元町地区へ再度行く。

以前HARUKIが来たときには、町並みはこんなに整備されていなくてただポツン、ポツンと重文の古い建物があるだけだった。それが、道には石畳がしかれ、建物を見て回るための散策案内板などが設置されていた。

去年(だったと思う)小樽に行ったときには、あまりに観光地化された町並みに愕然としたものだったが、函館の方はその辺りをきちんと考えたようだ。
そこそこ歩きやすくはなっているが、それでも雰囲気は壊していない。

クマが絵を描いている間、HARUKIはメル友さんにメールを打ったり、本を読んだり、景色を眺めたりして時間を過ごす。

忙しい日々の中で、ボーッとする時間はなかなか取れるものではない。こういう時間って大事だなぁとシミジミ思う。


夕方。
レンタカーを返し、函館空港に到着。
すると東京行きの飛行機は満席という表示が。便数も少ないし、しょうがないよね、と話しながら、搭乗時間まで空港内をうろうろしていると館内放送がかかった。
「東京行きの飛行機が満席のため、飛行機に乗れないお客様が出る可能性があります。明日の朝の便に変更をしていただけるお客様がいたら、お申し出下さい。2万円さしあげます」
へ?なんだぁ?
オーバーブッキングしてるってこと?っていうかそもそも席数より多くチケット売ってるってわけ?
ヨーローッパ旅行に行くと、予約したのに飛行機に乗れなくて、カウンターでもめているお客というのをときどき見かけたが、日本でもそんなことあるんだぁぁぁ、ひえぇぇぇ。知らなかった。

HARUKI「2万円もらっても、今夜の宿泊費を考えたらあまり美味しい話じゃないよね」
クマ「こっちに帰省している人なら、実家に戻ってもう一晩泊まって、2万円もらえたらおいしいじゃないかぁ」

などとごそごそ話していると、いかにもお土産の“白い恋人”の手提げ袋を持った家族連れが前を通り過ぎて、出口から出て行った。明日の便に変更したらしい。納得。

満員の飛行機で東京へ向かったHARUKIとクマ。
台風が近づいているせいか、本州に入った辺りから大揺れ。
うううう、酔いそうだよーーーー。←HARUKIは乗り物に弱い
一方クマは、そんなことにはまったく関係ないようで爆睡していた。
まったくのんきなヤツだ。


こうして無事北海道旅行は終了した。
先週の騒ぎの時点では、“もうこの旅行はない”と決めていたHARUKI(笑)だったが、結局行くことが出来た。
じゃあ、この旅行をきっかけに二人の間に何か変化があったかと言えば、別に目新しいこともなかった。
あえて波をたてることなく、平穏な関係を続けたいという気持ちがクマの中に、あったのだろう。もしかしたら、HARUKIの中にも…。


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