HARUKI’s angry diary
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2004年09月29日(水) |
泣けた本(龍時 03−04) |
HARUKIは、読書は主に仕事で移動中のときとランチの休憩時間にする。
世間の皆様は「早い!早すぎる!」と言って下さるのだが(喜)、職業柄、長年目を酷使しているせいか、ネットをやっているせいか、仕事中もパソコンに向かう時間が長いせいか、一昨年あたりからいきなり老眼になった(涙)。 だから、本を読むときも出来るなら老眼鏡をかけて読みたい。でも移動の電車もよっぽど長時間乗るか、または座席に座れれば、おもむろに老眼鏡を取り出して、ということも出来るのだが、普通はまずそれは無理。 だから、つらいながらも老眼鏡なしで本を延々読むことになる。
そんなHARUKIだから、なるべく字の大きい本がうれしい。文庫本なんてもってのほか! と言いつつも、文庫本よりも字の大きい単行本は持ち歩くのがやっかい。 なんでこんな分厚くて重いもの、持って歩かないといけないかなぁと怒り心頭。でも文庫は字が小さいし。あぁ、堂々巡りじゃん!
文字が大きくて、文庫本サイズならうれしいよなぁと思っていたら、どうも時代劇系の文庫本は、文字が大きいということが発覚。中高年、いやお年寄りが読者層なのだから、当然っちゃ当然の配慮だろう。 普通のミステリーとか小説の文庫本も文字が大きいバージョンを作って欲しいと切に願うHARUKIだった。←無理なんだ、これが(笑)
今「龍時 03−04」(野沢尚著 文藝春秋社刊)という本を読んでいる。bookのページにこのシリーズの前2作を紹介してあるのだが、この3作目を書く前に、著者は自殺したのかと思っていたら、ちゃんと3作目も書き終わっていた(汗)。(うううう、ごめんなさい)
実名の選手がたくさん出てくるサッカー小説で、言ってみれば巨人の星みたいな感じ。これが、めちゃめちゃ面白いのだ。 シリーズ1作目、2作目も面白かったのだが、この3作目は最高!舞台はアテネオリンピック。内容はネタバレになるので省略。
なにしろ電車イコール公衆の面前で本を読むHARUKIである。
HARUKIはもともと涙モロイ方ではないのだが、この本はいかん! 感極まってすぐ涙が出そうになる。 今日も、ここで泣いたらまずいよなぁぁぁ、ハタから見たらただの怪しいおばさんだよなぁぁぁと思いつつ、ついつい涙が。
合計3度泣いた(マジ)。
こーいうときに老眼鏡をかけているとめがねが曇って、もっともっと怪しいことになってしまうので(大汗)、ま、今日の場合、老眼鏡をかけていなかったことが幸いした(笑)。
確か1作目だか2作目の帯に「稲本潤一絶賛」と書いてあった。まぁ、宣伝文句だろうからと差し引いて、へーと思っていた。 ところが、HARUKIの御贔屓、森岡隆三選手のホームページを見ていたら、面白かった本としてこの「龍時」が紹介されていたのだ。 素人のHARUKIが読んで面白いのは当たり前だと思っていたのだが、プロのサッカー選手が読んでも面白いというのはすごい。←稲本はどーすんだよっ!(笑)
というわけで、久しぶりに泣ける本に出会ったので、延々御紹介してみました。おそらくサッカーをご存知ない方でも面白く読めるのではないかと思います。
それにしても、野沢尚、本当に残念です。 いまさらで恐縮ですがご冥福をお祈り致します。
Mikan HARUKI
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