HARUKI’s angry diary
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2004年11月24日(水) クマ上野動物園に行く

(昨日の続き)
さて、その頃クマは、大きなこげ茶色のヤギと闘っていたのだった(汗)。

先週末。
HARUKI実家で晩御飯をごちそうになっていたHARUKIとクマ。
HARUKI母が言った。
「そろそろ年賀状の準備をしないとねぇ」

そーなのだ。HARUKIは毎年、一族の年賀状を請け負う。メインはクマが描く干支のイラスト。
HARUKI「鳥だよ、鳥」
クマ「うーん」
HARUKI母「そういえば○○公園(近所)に鴨がいたわよ」
HARUKI「鴨でいいの?鴨で!」
HARUKI母「………」

朝。
HARUKIが長居行きの支度をしているとクマが言った。
「上野動物園行って来るから」

HARUKI「あそこは、フラミンゴもいるしペンギンもいるし、鳥の宝庫だよ〜」
クマ「年賀状に、そーいう鳥でいいの?」
HARUKI「え?まずい?」
クマ「うーん」
HARUKI「鳥ならなんでもいいじゃん」←鴨はいやだと言ったくせに
クマ「……………」


帰宅後。
HARUKI「鳥描けた?」
クマ「混んでてさぁ、上野動物園」
HARUKI「へぇぇ」
クマ「子供動物園みたいなところに、大きな看板みたいなのがあつらえてあって、そこで鶏を抱いて写真が撮れるようになってたんだ」
HARUKI「ふむふむ」
クマ「子供と鶏を撮ろうっていう人ですごい行列だったよ〜」

それからいかに上野動物園が混んでいたかの話をえんえん聞かされたHARUKI。

HARUKI「ほら、旭川だかどっかの動物園の入場者数がすごいって話題になってたよね。最近、動物園流行なんじゃないの?」
クマ「そうかなぁ」

クマ「ふれあい広場みたいな放し飼いのスペースで鶏描こうと思ってさ、描いてたんだ。そしたら、子供に触られまくりでストレスためたらしいヤギがいてさ」
HARUKI「へー」
クマ「最初まったく気付かずに、描いてたらさ、下のほうでガサガサいう音がするんだ」
HARUKI「ほぉ」
クマ「見たら、大きくてこげ茶色のヤギがオレのカバンに顔突っ込んでるんだよぉぉ」
HARUKI「ストレスヤギ?」
クマ「そう!」
HARUKI「で?」
クマ「おい!何してるんだよ〜って言ったら(←普通言わない)、ヤギが園内案内図、食っててさ」
HARUKI「あははは!」
クマ「それなくなると移動できないから、こっちも必死で、ヤギと紙の引張りっこになったんだ」
HARUKI「ほう」
クマ「…ハッと周囲を見たら、まわりが人垣になってて、親子連れが楽しそうにオレたち(注:相手はヤギ)のこと見ててさぁぁぁぁぁ」←みんなヒマだし
あーーーーー、良かったぁぁぁぁ、一緒にいなくて。
クマったら、ただの見世物になってたんだぁ。

クマ「子供が指差しながら、親に“ヤギって紙食べるの?”とか言ってるんだよぉぉぉぉぉぉぉ」
だははははははは!

HARUKI「それはお疲れ様でしたねぇ、で、鳥の絵は?」
クマ「それがね…」
HARUKI「はい?」
クマ「筆ペン持って行くの忘れてさ、とりあえず鉛筆デッサンしてきた」
だめじゃん!!!

HARUKI「鉛筆のイラストはうちのスキャナーじゃ、うまく取り込めないんだってば!」
クマ「知ってる…」
まったく、何しに動物園行ったんだか。
ヤギと闘いに行ったんだよね。←なんて死んでも言えない

クマ「今週末、また行くから…」
HARUKI「お疲れ様です」
クマ「え?一緒に行ってくれないの?」
HARUKI「う」

クマ「いいよ、一人で行くから」←いじけた
HARUKI「いえいえいえ、ご一緒させていただきますです、はい」

こうして、HARUKIとクマの勤労感謝の日は終了した。

もう年賀状のシーズンなんだよなぁ。
一年たつのは早いなぁ。


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