HARUKI’s angry diary
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2005年01月02日(日) 台湾紀行 その1

12月27日
夕方。
クマがいきなり言った。
クマ「具合が悪い」
HARUKI「どしたの?」
クマ「わかんないけど起きてられない」
ひえぇぇぇぇぇ。
どうも熱があるらしい。翌日の早朝には出発なのに(冷汗)。
旅行会社に問い合わせると、前日キャンセルなら料金の30%、当日キャンセルなら50%払えば済むという。
うーーーーーん。

風邪薬を飲ませてクマを寝かす。

予定では、両親を車に乗せて成田空港まで行くつもりだったのだが、それも危ういので大急ぎでJRの駅にダッシュしたHARUKI。成田エクスプレスのチケットを買って実家に届ける。
「悪いけど電車で姉貴たちと行って!」
さらに、一人用のスーツケースを借り、とりあえず自分の荷物のみ作る。
はぁぁぁぁぁ。

12月28日
成田集合は、朝の7時40分。出発は9時40分。それに間にあうためには、朝5時には家を出ないとならない。
誰だよ!「朝の便にしよう」なんて酔狂なこと言ったヤツはっ!!

3時起床。
普段なら殆ど寝る時間なんだけどぉ(笑)。
とりあえずクマを起こしてみた。

HARUKI「どうする?行ける?」
クマ「うう」←“行けると思う”という意味らしい
HARUKI「本当に?大丈夫?」
クマ「うううう」←“大丈夫だよ、多分”と言いたいらしい
HARUKI「それなら、荷物詰めないとぉぉぉ」
クマ「ううううううう」←“わかったよぉぉ”と言ってるらしい
のろのろとクマが荷物を詰めるのを横目で見ながら、家の戸締りやキャットシッターさんあてのメモなど作成。

5時15分。
クマが「大丈夫」と言い張るので車で出発。

HARUKI「スピード出さないでいいからね、ね、ね」

早朝の高速はガラガラ。しかし寒い。
途中、千葉の酒々井PAで休憩。
HARUKIはあまりの寒さで車から降りることが出来ない。車に設置した温度計を見ながらクマが言った。
「外、零下だぜ」
うぞぉぉぉぉぉ、やめてぇぇぇぇぇ。
もしかして千葉ってえらく寒いところなんだろうか?などと思っていたのだが、これが翌日から東京近郊で降り始める雪の前触れだなんてHARUKIは夢にも思わなかった。

7時、成田空港着。
早朝だというのに、結構な人ごみ。さすがハイシーズンの年末だけのことはある。
電車でやってきたHARUKI両親とHARUKI姉、甥っ子を待って搭乗手続きをする。

写真を撮っていると甥っ子が言った。
「松風、連れてくの?」
ごめんよーーーーー。
HARUKI「ほら、こいつ“made in china”だから、里帰りっちゅーことで」←ヘ理屈
甥っ子「ふーん」←あきれたらしい

皆に「あら、クマさん、大丈夫なの?」と言われまくりのクマ。
「ご心配かけてすいません」と言いながらも、まだ熱があるらしいクマは、顔が真っ赤。
ホントに大丈夫なんかい。

ほぼ10時。
台北を目指しチャイナエアーの飛行機は離陸した。
一応機内食は出たのだが、もちろんクマは手をつけず。

約3時間半のフライトで台北の中正国際空港へ到着。
台湾は、日本との時差は1時間。時計を1時間戻すことになる。

現地は雨。
HARUKI母「また雨女の本領発揮ねぇ」
ごめんよぉぉぉぉぉ。
HARUKI姉「HARUKIちゃんがいないとどこ行っても雨降ることないもんねぇ」
母「そうよねぇ」
はい、はい、HARUKIは雨女です(悲)。

東京の気候とはうって変わって、かなり暖かい。さすが南の島だ(笑)。でも現地ガイドさんによると「かなり寒い」んだそうだ。

パスポートを見て気付いたのが、前回クマとHARUKIが台湾に来たのはもう6年も前。
そのときは、近所の中華料理屋のママさんが台湾の人で、里帰りをかねて常連客を連れてツアーを組んでくれたのに参加したんだった。
あのときも、クマは台湾でぶっ倒れて1日ホテルで休んでいた記憶が。
クマにとって台湾は鬼門かなぁ(笑)。

現地ガイドのおじさんに案内されて宿泊先のリージェントホテル(晶華酒店)へ。

ガイドさんが移動中のバスの中でカードをくれた。
「マッサージに行くなら、是非ここへ!!」
HARUKIは「ふーん」と受け取ったのだが、クマ大乗り気。

空港から台北市内までは、車で約40分。
高速道路を走るのだが、車とバイク社会の台湾ではどこへ行っても大混雑。ただ東京みたいな渋滞ではないので、そこそこ車は動いている。

超豪華ホテルにチェックイン。
こちらではまだクリスマス仕様。中国のお正月は旧暦でやるので大抵2月。それでも一応1月1日は休日にはなっているらしい。

部屋に入ってビックリ。こんな広い部屋、泊まったことねーぞ。
洗面所もめちゃ広い上に、大理石で、お風呂とは別にシャワー室まで付いている。っていうか、こんな広けりゃ、風呂場で暮らせるよ(笑)。
安いツアーを選んだので、はっきり言って、旅行代金は大して高くはない。もちろんハイシーズンだからそれなりのお値段ではあるが、少なくとも北海道や沖縄に行くより俄然安い。
日本の物価が高すぎるんだな、やっぱり。

夕食まで時間があったので、さっそくマッサージに出かけることにしたクマとHARUKI。紹介してくれた店がホテルのすぐそばだったので、歩いて行く。

システム的には、時間でいくら、という感じ。
全身マッサージから、足裏マッサージ、フェイスマッサージ、ネイルアートなどいろんなことをやっている店だった。

90分1500元(注:現在は1元=3.3円)のコースを申し込む。
狭い廊下にたくさんの個室。
うーん、怪しいなぁぁぁぁ(笑)。

そこの寝台に寝かされて、いよいよマッサージ開始。
マッサージのおばさんも熱くてもてないようなタオルをびしびし身体におかれる。

おばさんは片言の日本語で言った。
「熱くないですかぁ?」
熱いに決まってるだろ!おいっ!!

眼の疲労からくる肩こりで肩周辺がバキバキのHARUKIは、もうツボを押される度に「痛い!痛い!イタタタタ!」の嵐である。
HARUKIが叫んでいるとおばさんは、深呼吸のマネをした。
ようするに、「深呼吸して我慢せい!」ということらしい。
うーーーん(大汗)。

一方クマ。
大イビキが聞こえてきた。
はい?
痛くないんかい?

頭から首から肩から腕から手からお腹から背中から腰から足から、ご丁寧にすべてマッサージされて、終わった頃には疲労困憊のHARUKI。
だぁ、づがれだぁぁぁぁぁぁ。

料金を払って店を出るとクマが言った。
「復活!!!!」
へ?
よーわからんが、クマは具合がめちゃ良くなったらしい。
恐るべし、台湾マッサージ!!(笑)

夜。
ガイドさんに教えてもらった茶芸館「竹里館」へ。
この店は、お茶屋さんなのだが茶料理も食べられる店。
豚肉やえび、野菜を使った種々の料理が出た。すべてお茶で煮込んだり、味付けしてあったりする。見た目はこってりだが、味はかなりさっぱり。
丸1日絶食していたクマは、それはそれはうれしそうに食べている。
えっとぉぉぉぉぉぉ。

食後は、中国茶の茶道とでも言おうか「効夫(クンフー)茶」を頂く。
お茶の香を楽しみ、小さな湯のみ(飲杯・インペー)で飲む。お菓子は西大后が好んだと言われる小さな茶菓子(宮廷菓子と言われている)。何で出来ているのかわからないが、甘さ控え目でかなり美味。

店の写真を撮ろうと松風を持って外に出たHARUKI。
なにしろ親切なお店で店員さんが「シャッターを押しましょう」と言ってくれる。

HARUKI「じゃ、松風持って、看板の前に立ってください」←恥知らず
おにーちゃん「はい……。あの…これ、名前付いてるんですか?」
う、う、うるさいなぁぁ(汗)。いいじゃないかぁぁぁ。

満腹になった一同は、タクシーでホテルへ戻った。
いよいよ、明日は観光である。

午後10時、就寝。
明日の天気はどうだろう、ちょっち心配になったHARUKIだった。


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