HARUKI’s angry diary
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HARUKIの勤める会社に貼ってあるお札関係は、いつの時代のどの経営者が始めたか知らないけれど、成田山で護摩を焚いてもらっていただいてくる。←年頭の恒例行事
昨日。 社長と野球オヤジがお札をもらいに成田山に出かけた。その前日、ミドリちゃんは野球オヤジに「応接室にある神棚を拭いておいて」と指示されていた。
昨日の夕方。 ミドリちゃんとテレビくんが、応接室の神棚の掃除に出動した。 HARUKIが、席で仕事をしていると掃除を終えたテレビくんが戻ってきた。
いきなりテレビくんが言った。 テレビくん「残念なお知らせがあります」 HARUKI「なに?」 テレビくん「○○○がハゲました」 HARUKI「はいぃぃぃ?」
さて、このテレビくん言うところの○○○。 HARUKIの勤めている会社は、今年で創立60周年。会社名の由来は、創業者が某スポーツ選手(←と言ったって大昔の人ね)が好きで、その人の名前にちなんでつけられたといわれている。で、○○○はそのスポーツ選手の名前である。
テレビくん「大きな絵皿とか花瓶とか置いてある棚が応接室にあるじゃないですか。そこに○○○の陶器の人形も置いてあるんですけど」 HARUKI「へ?そうなの?」 テレビくん「HARUKIさん、知らないんですか?」 HARUKI「うん、まったく気付かなかった。(←これはこれでどーかと思うが)私、そこそこ応接室使ってるけどなぁ。いつからあったの?」 テレビくん「ボクが入社したときにはありました」 HARUKI「うっそーーーーーーーーーーー」←驚愕したらしい
この話を聞いていたお隣の部署の継続雇用のオヤジ。 オヤジ「オレが会社に入ったときにはあったぞ、あの人形」←勤務歴は40年近い HARUKI「えぇぇぇぇぇぇ」 オヤジ「HARUKIちゃん、会社がここに引っ越す前の社屋知ってるよな?」 HARUKI「はい。私が新入社員の頃はあっちでした」 オヤジ「あっちの社屋では、金庫の上に置いてあったんだよ」 HARUKI「ヘーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。全然知りませんでした」←さらに驚愕したらしい オヤジ「多分、その前の社屋の時代からあったんだと思う」 すげーーーー。そんなに古くからある人形なんだ。 マジで全然知らなかったぞ。←これはこれですごい
テレビくん「つやつやした陶器じゃなくて、素焼きみたいな感じでそこに色がついてるんですけど」 HARUKI「そーなんだ」 テレビくん「神棚を掃除するついでに、あの人形もきれいにしようと思って拭いてたら、髪の毛の部分の色が落ちたんです」
そこへミドリちゃんも戻ってきた。 ミドリちゃん「あれ、10円ハゲです、10円ハゲ!」 だははははははははは!
笑っている場合じゃない。 うーーん、どーしよう、まずいかなぁぁぁぁぁ。 もしかして、由緒ある人形なのかなぁぁぁ。
ミドリちゃん「黒いマジックで、ハゲに色、塗りましょう」←おーい! HARUKI「それ、名案!」←おいおいおい テレビくん「放っておいて大丈夫ですよ。きっと、自然と髪の毛はえるんじゃないですかぁ?」 HARUKI「そーいう怖いこと言うの、やめれ」 テレビくん「あの人形だったら、はえそうですよ」
HARUKIとミドリちゃんは、黒いマジックを持って、ダッシュでエレベーターに飛び乗った。
応接室に入った。 花瓶や陶器の大皿の置いてある棚に、確かに○○○の陶器の人形があった。
HARUKI「ほーーーー。初めて見た」 ミドリちゃん「マジですかぁ?」 HARUKI「うん」
HARUKIは総務部に異動する前から、応接室はかなり使う機会が多かった。おそらく視界には入っていたと思うのだが、まったく意識したことがなかったのだ。
実は、数年前。 クマが某キャラクターのフィギィア(←高さ5センチくらいのヤツ)をテレビの上に5つだか6つだか並べて置いたことがある。だが、HARUKIは1週間近く、まったくそれに気付かず、クマに不思議がられたという人間。だから、応接室に置いてあるものなど正直言って、知っているはずがないのだった。←開き直ってるし
ちょっとドキドキしながらHARUKIは人形を手に取ってみた。 20センチくらいの高さの、言って見れば東京タワーのミニチュアのような(笑)お土産屋さんで売っていただろうレベルのモノで、会社の名前の由来に関係なければ、社屋の引越しのときに、廃棄処分されていたに違いないとHARUKIは確信できるようなシロモノだった。 しかし、作られてから半世紀以上はたっているわけで、鑑定団に出品すればこの選手のマニアならそこそこの値段で買ってくれるかもしれない(←ないないない)程度の風格はあった。
HARUKI「そもそも、あっちこっち、色、はげてるじゃない」 ミドリちゃん「どーしますか?マジック、塗りますか?」 HARUKI「これで、色塗ったらかえって目立つから、いいよ、このままで」 ミドリちゃん「そうですかぁ」
席に戻るとテレビくんが待ち構えていた。 テレビくん「どうしましたか?」 HARUKI「髪の毛がはえるのを待ちましょう」←こらこらこら テレビくん「ですよね」←同意するなよ! HARUKI「布で拭いただけで色落ちするような塗装の人形だから、かえってあのくらい色落ちしてた方が、歴史が感じられていいんじゃないか」 テレビくん「そうですかぁ」 HARUKI「そもそも、あの人形に興味を持ってる人間、社内に一人もいないと思うよ」←出た、本音 テレビくん「ボクもそう思います」
こうして、昨日の騒動は終了。
で、今日。 頂いてきたお供物を役員たちが神棚にあげるイベントがあった(笑)。←これも恒例 もちろん、棚にある○○○に出来た10円ハゲのことなど誰一人気付いた役員はいなかった。
そして、おそらくこの後ウン十年、誰一人としてそれに気付く人間はいないだろうとHARUKIは思ったのだった。
Mikan HARUKI
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