HARUKI’s angry diary
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2011年06月27日(月) |
清水エスパルスVSベガルタ仙台(アウトソーシングスタジアム日本平) |
シーズン開幕からまだ1試合も負けていないベガルタ仙台。 震災後のリーグ再開時は、どのチームも義援金を集め、アウスタでも仙台の応援歌を歌ったりして、リーグ全体で支援してきた。←今もしてるけど
それとリーグ戦で仙台と戦うことは別。勝負なのだから、これまであたったどのチームだって真剣にベガルタと戦ってきた(はず)。 でもベガルタは負けなかった。 サッカーの勝敗は、メンタルがすべてと言っても過言ではない、とHARUKIは常々思ってきた。 そして、それを具現化しているのが、今のベガルタ仙台であると密かに確信していたのだった。
金曜日。 柏サポの城西さんとの会話。 HARUKI「次、仙台なんだよぉ」 城西さん「あぁ」 HARUKI「絶対勝てないと思うんだわ」 城西さん「あぁ」←違うこと言えよぉ HARUKI「今の仙台に勝てるのって、空気を読まない、マイペースの試合が出来て、で、実力のあるグランパスだけだと思うんだけど」 城西さん「それ、わかります」 HARUKI「あとはマリノスくらいかなぁ」 城西さん「かもしれませんねぇ」 ちなみに、今首位を走る柏でさえ、仙台には負けている。
HARUKI「水曜日も負けて、日曜日も負けかぁ、連敗だぁ」 城西さん「がんばってくださいよぉ」 HARUKI「仙台の次は、鹿島だよぉ。3連敗だよぉ」 城西さん「勝ってくださいよぉ」←首位チームの余裕
土曜日。 クマが体調不良でちと仕事を休んでいたので、当然HARUKIは一人でアウスタへ行くつもりだった。
いきなりクマが言った。 クマ「明日、身体をならすために行くわ」 HARUKI「え?マジ?絶対負け試合だよ」←断定してるし クマ「いいよ、試合全部見ないで、途中からどっかで休んだりするから」 HARUKI「何があっても、負けだよ」←言う、言う クマ「わかってるって」 HARUKI「それなら、いいけど」
で、日曜日。 クマの体調を見ながら、休み休み清水に向かう。 高速道路一律1000円が終わったせいか、東名は順調。
天気予報は雨だったので、しっかり雨支度をしてきたHARUKI。 途中は霧も出ていて速度規制までかかっていたのに、清水についたら青空に入道雲で、きっちり夏の空(悲)。
暑いんですけどぉ(涙)。
車にすべて雨支度を捨ておき(笑)、一人スタジアムに入ったのは5時半過ぎ。 当然クマは、車で休んでいるのかと思っていつもの席に座っていたら、クマ登場。
HARUKI「あれ?大丈夫なの?」 クマ「いや、車にいる方が暑いから、こっちで涼もうと思って」
お弁当を食べ、“残り物には福がある”ガシャポン(←なんだかなぁ)などやったらエダ(枝村)のサインが当たり、試合開始前にHARUKIは、ほぼ満足(笑)。←なにしろ負け試合の予定だから
午後6時半ちょっと過ぎ、キックオフ。
今日のボランチは、オリンピック予選から帰って来たばかりの村松と真希(山本)。
いやぁぁぁぁ、あいかわらずエスパルスは良くない。
周囲のおやじたちは「球回してるだけじゃダメなんだよっ!」「もっと前に行けよ!」「バックパスするなよっ!」「こんな試合見に来たんじゃないぞ!」「金返せ!」と叫ぶ、叫ぶ(汗)。
こんなサッカー見せられたら、いろいろ言いたくなる気持ちもわからないではないが、HARUKI的には、レッズ戦より良くなってるぞ、こりゃ、と思っていた(マジ)。←水曜日のフロンターレ戦見てないし
クマ「つまんない試合だなぁ」 HARUKI「レッズ戦なんて、私、眠くなったもん。それよりはマシだよ、今日は」 クマ「そうなんだぁ」
で、0−0のまま前半終了。
HARUKI「仙台は典型的なカウンターサッカーなんだね」 クマ「縦パス1本で、ガーッと来るね」 HARUKI「切り替え早いし、こりゃ今年の仙台、強いわけだ」
後半。 交代で高木が入り、小林が入るとかなりまともなサッカーになってきた。 と思ったところで、30分ちょっと過ぎ、永井投入。
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ。
するとすかさず後ろからまた「レッズのポンコツなんか使うんじゃねぇ」という味わい深い野次が(笑)。 しかし、HARUKIは見た。 なんと!永井はゴトビ監督の英語の指示を通訳を介さずに聞いていたのだ。
HARUKI「わかった!英語が通じるから永井使うんだぁ、ゴトビ監督」←絶対違う クマ「そうだね、きっと」←だから、違うってばぁ
その直後。 なんと!流れからアレックスがシュートを打ち、ゴールイン! うっそ〜ん。 なんと無敗仙台から1点取ってしまった。
あと10分、守り切れば勝ちだ。 気づいたら、FWの永井がセンターバックのポジションに入り、エスパルス5バックという守備陣形に(滝汗)。
ロスタイムを含め、それからの15分間の仙台の猛攻はすごくて、GKの碓井くん、大活躍。
そして、1−0のまま試合終了!
ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ、無敗仙台に勝っちまったよぉぉぉぉぉ。 空気読めないエスパルスでごめんなさいぃぃぃぃぃぃぃぃ。
でも、すげーうれしいけど(笑)。
選手たちがピッチ上をあいさつして回っているときには、エスパルスのゴール裏から仙台コールがかかり、スタジアム全体でコール。すると仙台ゴール裏からもエスパルスコール。
いくら調子のいい仙台だって、シーズン終了まで無敗でいるというのは現実的ではない。いつか、どっかのチームが仙台に土をつけることになったわけで。それがエスパルスだったってだけで。←言い訳がましいなぁ
勝ったのがすげーうれしかったので、HARUKIはもちろん、クマもかなり元気になり、また、休み休み東京へ向かう。
HARUKI「きっと仙台、エスパルスなめてたんだねぇ」 クマ「そりゃ、ウチ、下位チームだもん」 HARUKI「代表の関口はベンチにも入ってなかったし、梁勇基もいつものポジションとは違うとこにいたし」 クマ「楽勝だと思ってたんだろうなぁ」 HARUKI「その気持ちのスキが、いかんのよねぇ。サッカーはメンタルのスポーツだから」 クマ「だね」 HARUKI「日本平では何年も勝ってなかった広島がこの前勝ったでしょ、水曜日は日本平では1勝もしてなかったフロンターレが勝ったでしょ、仙台もそのノリで勝つ予定だったんだろうねぇ」←仙台も日本平で勝ったことがなかったらしい
東京に近付いた頃、ゴトビ監督のコメントが携帯サイトに上がった。
「私自身、我々の選手、我々のファン・サポーター、日本のすべての人たちは、仙台が本当のチャンピオンだと思っている。試合の結果がどうであろうと、今シーズン何位で終わろうと、彼らは真のチャンピオンだと私は思う。彼らの勇気、団結、闘争心はすべての人々を勇気づけている。」(エスパルス公式サイトより引用抜粋)
HARUKIは、このコメントを読んで感動した。
きっと今日まで仙台と当たったチームの監督は、“勝ったらなんて言おう”といろいろ考えていたに違いない。←多分ね でも、このゴトビさんの言葉ほど的確で、思いのこもった事を言える人は他にいないのではないだろうか。←身贔屓極まれり
本当にエスパルスはいい監督に巡り合えたなぁとHARUKIは、心の底から思ったのだった。
とりあえず、連敗はさけられた。 まだまだ残留への道は険しい。
がんばれ!エスパルス!
Mikan HARUKI
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