HARUKI’s angry diary
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2012年08月02日(木) 京都サンガF.C.VS町田ゼルビア(町田市陸上競技場)

29日(日)のお話。

今年JFLから昇格してきた町田ゼルビアとの戦いである。町田の監督は、以前エスパルスでも監督をやっていたアルディレス。さらに、以前エスパルスにいた戸田や津田などがいる。

ちょっと前、会社の喫煙所にて。
HARUKI「町田戦行った?」
ジェフサポにーちゃん「行くわけないじゃないですかぁ」
HARUKI「なんで?」
ジェフにー「あり得ない場所にあるらしいですよ、スタジアム」
HARUKI「そーなの?」
ジェフにー「どうやっても行けないらしいですよ、普通の人は。まさか行くんですか?」
HARUKI「もちろん行くよぉ」

と言うわけで、エスパルスのマリノス戦の帰り道「明日、町田戦行くけど〜」と言ったら甥っ子が非常に興味を示したので、二人で遠征することになった。

ジェフサポにーちゃんにあれだけ言われたので、必死にネットで検索。
最寄駅がいくつもある上に、シャトルバスが出ているという告知もなく、路線バスを使うとなると乗る駅によっては、1時間に1本しかないと表示が。
はい?

なにしろバスに乗って15分、バス停から徒歩15分、とか平気で出ているのだから、駅から歩ける距離とは到底思えない。

そもそもどーやって行くんだよっ!!

町田って東京都だろ?山形じゃないんだから!!(笑)

さらに、駐車場がまったくなく「公共交通機関でお出で下さい」とこれまたいけしゃーしゃーと書いてある。

とりあえず『最寄り駅』といくつも出ている中で、一番栄えていそうな(笑)鶴川駅まで行くことに。

甥っ子「快速急行に乗ると下北沢の次が新百合なんだよ」
HARUKI「うっそーーーーーーーーーー。あり得ねぇぇ、小田急線!」

すいません、土地勘のある方だけ笑ってください

午後3時HARUKIの家の最寄り駅出発。
なにしろ下北→新百合(←くどい)だから、40分もかからず鶴川到着。
さぁコンビニでおにぎりでも買うか〜、でもコンビニなんてあるのか?と甥っ子と話しながら駅を出ると、おじーさんに声をかけられた。

おじーさん「サッカーですよね?」
HARUKI「はい」
おじーさん「競技場までバスが出てますので、パスポ−ト買って乗ってください」
HARUKI「あ、はい、ありがとうございます。で、バスはどこから?」
おじーさん「突き当りの道を左に曲がったところにバス停がありますので」
HARUKI「わかりましたぁ」
おじーさん「10分後には出発します」

実は、HARUKIは紫のサンガTシャツを着ていた。もし、これを着ていなかったら声をかけられなくて、きっとタクシーで行くことになっていただろう。
だぁ、よがった〜。

駅前のスーパーで飲み物とおにぎりなどを買いバス停へ。
車内は、ゼルビアのレプリカを着た人やサンガのレプリカを着た人などがいたが、かなりすいていた(滝汗)。

っていうかぁ、シャトルバス出してるなら、ちゃんと公式サイトに載せとけよっ!たまたまHARUKIは鶴川駅を選んだからよかったけど、他の駅からだったら乗れないんだろ?シャトルバス?

バスを降りると目の前は、こんもりと木が茂った丘というか小山。

HARUKI「どこにスタジアムあるんだ?」
甥っ子「みんな歩いてるから、この山の奥じゃね?」

まるでハイキングコースの途中にあるような階段を上るとようやくまともな舗装道路にぶつかり、それからちと山登り(笑)。

上ったところで視界が開けるわけではなく、ちょっと平らな広場のようなところにテントや屋台が出ていて、そこがスタジアムの入り口ということがわかった。

チケットを買って、はてさてスタジアムはどこかいな?と思っていると謎の着ぐるみが子供たちにサインをしていた。

HARUKI「もしかしてゼルビアのマスコット?」
甥っ子「多分」

後で調べたら、このマスコット、かわせみをモチーフにしているらしかった。
っていうか、マスコットのサイン会っていうのもちと驚いたが(笑)。

この小さな広場の奥に、スタジアムのライトを発見。

甥っ子「あっちだよ、きっと」
HARUKI「だね」

係りの人にアウェイ側を教えてもらい、歩きだしたHARUKIと甥っ子。

何がすごいって、このスタジアム今まさに工事中。
スタジアムの周辺がすべて工事現場と化し立ち入り禁止のため、見えているのにぐるーーーーーーーーーーーーーーーーっと迂回しないとアウェイ側にたどり着けないのだ。
で、もちろん山登りが続く。
だぁ。

アウェイ側にたどりつくと、入り口のまん前はテニスの壁打ち練習場でパコンパコン、テニスをやっている人を横目で見ながら(←なにしろ柵なんかねーし)、ようやく中に入った。
だぁぁぁぁ。

京都から来ている西京極さんに御挨拶をして、着席。

さぁて、一服してトイレ。と思ったのだが、工事中のせいだか元々そうなのだか知らないが、施設はすべてスタジアムの外で、トイレはすべて仮設トイレ。←河川敷の花火大会じゃないんだから
喫煙所は、仮設男子トイレの前だから、おちおちタバコも吸ってられない状態。

壁打ちテニス場のはずれに一台の軽トラが止まっていたが、どうもそこで飲み物などを販売しているらしかった。←きっちりすべて持参していたので関係なかったけど

困ったことに電光掲示板がアウェイ側席の中にあるので、まったく見えず。
さらに、時計がどこにもないので、腕時計がなかったらいつ試合が始まるのかもわからない。

すごい、すごすぎる。
こんなとこでJリーグの試合、やっていいのか?おいっ!
JFLじゃないんだぞ、ゴラァ!!

午後5時過ぎ。
席の横にあるスピーカーから、大音量の音楽が鳴り始め、なんだろ?と思っていたら、ホーム側ではオレンジウエイブのようなおねーさんたちが踊っていた。
その後、塩辛声のおにーさん(笑)の選手紹介が始まった。

日没近くなってくると周囲の森では、カナカナが鳴きはじめ、コウモリたちが頭上すれすれを飛び交う、というなんとも情緒的なスタジアムとなったのであった(マジ)。

えっとぉ、ここどこだっけ?
東京都町田市のスタジアムだよね?
別に軽井沢に避暑に来たわけじゃないよね?(笑)

ホームゴール側には「絶対残留」というダンマクが掲示された。
そうなのだ。ゼルビアは現在J2最下位であり、このままだとJFLと入れ替え戦を行うことになってしまうのだ。

午後6時ちょっと過ぎキックオフ。
ゼルビアはアルディレスが監督をやっているだけあって、きちんとパスサッカーをしている。おまけに名前はまったくわからないが、素晴らしい外国人選手が二人いたので、サンガ楽勝〜などという甘い気持ちはあっという間に吹き飛んだ(滝汗)。

前半終了間際に、宮吉が得点し、1−0でハーフタイム。

後半8分、中村充孝の素晴らしいゴールが決まり2−0。
よーし、このまま追加点!と思っていたら、ゼルビアは疲れが見え始めた選手を次々と交代し(外国人選手二人もいなくなった)、なんだかぁ攻撃が充実し始めた。

一方サンガは、久保と宮吉と中山を引っ込め、HARUKIは初見の選手が二人登場した。

で、恐ろしいことにあと数分で終了、というときゼルビアに1点入れられ、あちらの押せ押せムードにちとたじろぐことに(滝汗)。

まさか引き分けはないよね、こんな陸の孤島まで来て(笑)。

最後は皆必死で応援。

最終的に2−1の勝利。
よがっだ〜。

甥っ子は言った。
甥っ子「これでJ2最下位のチーム?」
HARUKI「うん」
甥っ子「信じられねぇ。J2どんだけレベル高いんだか」
HARUKI「J2は侮れないなんだよ」

HARUKI達を車で迎えに来ているクマから電話が入った。
HARUKI「今どこ?」
クマ「野津田高校の方」
HARUKI「?」

HARUKIは入り口のテントにいたおねーさんに周辺の地図を見せてもらい、方向だけは確認して歩き出した。

クマが言うには、早めに着いたので後半だけでも見ようと思ったのだが、まったく駐車場がなく、鶴川まで戻れと言われたところで鶴川からのシャトルバスもないから無理だし、とにかくぐるぐる周囲を走り周って待っていたらしい。←あり得ねぇぇぇぇ、っていうかお疲れ様です

電話であーだこーだ話しながら、ようやくクマの車が来る道にたどり着いた。
なにしろ山道である。一瞬の停車も係員が許さない勢い。

係員「道路に車、止めないでください!!!!」

HARUKIはブチ切れた。
まともな交通手段もない、まともなトイレもない(=水道がない)、売店もない、時計も掲示板もない、コウモリも飛んでくる(←関係ないと思うが)、そんなスタジアムへわざわざ来て、金払った客に、その言い草はないだろ!!(激怒)←JFLならHARUKIだって文句は言わないけど、少なくともこれはJリーグの試合なんだから

HARUKI「まったく車も来てないんだからいいじゃない。そもそも駐車場がまったくないスタジアムなんてありえないでしょ。これだけ不便なんだから、駐車場、作れよっ!!!!!!!!」

HARUKIのあまりの剣幕に係員のにーちゃんは「すいません」と言い始めた。

実は、HARUKIはネットでスタジアムのことを調べたときにみつけてしまったのだ。
ゼルビアがJ2に上がると決まったときに「このスタジアムではJリーグの規定にあわない」ということで改修工事が決まった。そのときに駐車場を作る予定だったのだが(←当然だよね、この不便さじゃ)、周辺の住民の反対にあい、駐車場建設が見送られてしまい、まだごちゃごちゃもめている最中ということを。

てぇことを知っていたので、ここはもう言うっきゃないと思ったのだ(笑)。←おいおい

帰り道。ファミレスで遅い晩御飯を食べながらの会話。
クマ「ひどかったよ、路駐。細い道にびっしり」
HARUKI「絶対残留しなくていいわ、町田は」
クマ「もし、ここにエスパサポが大挙して押し寄せて来たら暴動になるな」←エスパルスが降格するって決めてるし(笑)
HARUKI「松本山雅よりは強いような気がするけどなぁ」
甥っ子「でもJ2も面白そうだね」←エスパルスが降格するって決めてるし(笑)
HARUKI「いやぁ、落ちたら当分上がれないから、残留しようよぉ」
クマ「そりゃ、そーだけど」

正直言って、アウェイ戦に行くといろいろ気になることがある。←施設とかアクセスとかのことね
でも所詮、「年に一度だからいいや〜」と文句を言うこともなく済ませてしまう。

でも万が一、エスパルスが降格して町田が残留したら、HARUKIは文句をいうつもりだ。
っていうか、あんな施設でなんでJリーグは、ゼルビアに許可をしたのか知りたい。
普通は改修工事中は、他のスタジアムを使うものだし。

あとね、大事なことは、お客(とくにちゃんとチケットを買って入るアウェイサポ)の入りが一番収益に影響するってことを早くゼルビアの関係者さんは知った方がいいと思う。

試合にも勝ったし、初めてのところで面白かったので、結果オーライ。←あんだけ文句言ってたくせに(笑)

がんばれ!サンガ!!


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