妻が、「夜、翌日の料理をする」と宣言しました。なかなか早起きはできないので、朝、料理をすることはできない。夕食は簡単にした。だから、今のままでは何もできない。けれど、家族の健康が気にかかる。ぼくは、自分のお弁当となると、いいかげんなものを作りがちである。だから、夜、作りたいとのことでした。 そこで一緒に作ったのが、朝食用に「豚バラと大根とにんじんの煮込み」、昼食用に「厚揚げと豚バラとニンニクの芽とたまねぎのいため煮」でした。つまり、豚バラ肉ブロックを解凍したのです。これで明日は大助かりです。
それにともない、朝のスケジュールを立て直しました。最近、遅刻ぎりぎりの出勤が常態化しつつあったのです。 6時20分〜起床、犬の散歩、6時40分〜掃除、子どもたちを起こす、7時〜朝食と弁当の準備(前夜の作業により時間が短縮されました)、7時20分〜いただきます、7時40分〜朝食の後片付け(子どもたちはまだ食事中)、8時〜身支度、8時20分〜いってきます、保育園経由で出勤。 なんと、初日は予定通りに進行し、始業17分前にゆうゆう出勤できました。時間に余裕があると、子どもたちにも優しくできました。
さて、最近、朝日新聞の社説で連続して、少子化が取り上げられていました。ぼくは、少子化については、一概に対策が必要である、とは言えないと思っています。それは、地球規模で考えると、人口増によって環境破壊が進んでいるからです。 けれど、ぼくたちは子どもをたくさんほしいと思っています。人口は増加している地域と減少している地域があって、人がいないがゆえに、保全できなくなっている環境もあります。また、何よりも自分たちの子どもたちに、そのような問題意識を持ってもらい、それを周りの人にも伝えていくようにできれば、そのほうが環境問題に貢献することになるのではないか、と考えたのです。 そのような理屈とは別の面、例えば子どもたちがかわいいなど、もたくさんありますが。
少子化対策といっても、現実に子育て中のぼくたちにしてみれば、つまりは育児支援ということです。育児手当が手厚くなったら助かるし、育児休暇をとっても給与が保証されていれば安心です。 周りを見ていても、男性は働きすぎです。残業するのが習慣となっていますし、妻の出産時に3日間とっていいことになっている特別有給休暇さえも、帝王切開当日の1日しかとらない人がいます。女性が出産後も復職できるようにし、その分男性の仕事を減らすようにできないものでしょうか。ぼくの職場では、女性は結婚したらやめることになっています。
このようなことを考えていたら、収入減をおそれて、とらない方向に気持ちが傾いていた育児休暇や、育児のための短縮勤務なども検討しようという気になってきました。おそらく誰も活用したことはないだろうけれど、そのような制度はすでに明文化されています。そう簡単に世の中は変わらないだろうけれど、自分が動かなければ何も変わらないでしょう。 男性にとっても、女性にとっても、出産も育児も仕事もしやすい社会にしていけば、きっと、いろいろな問題を解決することができるはずです。親による児童虐待のニュースを耳にするたび、心が痛みますが、ぼくにもできることがあるのではないかと思い始めました。 頑張ろう。
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