歩きに行こうとして庭に出たら、沈丁花の匂いが(ほのかにだけど)していた。でも空気は冷たい。月も星も磨き上げたようだ。
今日も帰宅がちょっと遅く、帰らない私に代わり息子が夕食の肉を焼いたらしい。私が「ただいま」と帰ると、自分が焼いた肉が一番おいいしいと息子は笑っていた。
「大切なことはすべて食卓で学んだ」(ルース・ライクル) 食べることで、料理することで、自分自身を作り上げていった人の話しだ。この中にちりばめられた料理。クラッカーをくだきショートニングで揚げる牡蠣フライ。さくさくのベリーのタルト。ぱりぱりのペイストリーの皮をやぶって黄身が飛び出すチュニジアのブリック。クレタ島のおばあさんが出してくれた乾燥イチジクとアーモンドの入ったヨーグルト。ほろほろくだけるビスケット。母親との確執はすさまじいばかりなのに。
私の方は明日は豆のサラダを作ろうと金時豆を水に浸す。 いただきもののマロンペーストをどうするか、ビスケットに焼きこんでみようかな、と思っている。
夫はボランティアでHPを作っている。もうすぐ公開である。
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