やまねこの日記
週末食べ物日記

2006年02月04日(土)

1月15日に母がめまいと吐き気で病人状態になり、
夫と私が交代で病院に連れて行ったりしていた。
検査の結果、
「病気というようなものじゃなくて、脳への血液の循環が悪いんだって」(母談)
ということで、母も元気になりほっとしていたのである。
ところが、ところが、
1月27日(金)に私が帰宅したら息子がやたら寒がって寝ているので
熱を測らせてみたら、8度6分から急に9度5分まで上がり、
次の日病院でインフルエンザA型といわれ、
また病人のいる家になってしまった。

日曜日、寒い寒いが私にウツリ(8度6分)、
月曜日、夫ものどが痛いというし、
またしても病院にいったら私はA型確定、
夫はまだ検査では陰性だけどインフルエンザだと思うよん、
との診断で3人でタミフルを飲んで寝ていた。

母は予防接種を受けていたが、病み上がりなので、食事の支度は夫がした。

まず息子が回復、ガンプラを作ったりゲームなんかするようになり
早くに薬を飲み始めた夫も木曜日から出勤(マスクして)していったが
私は微熱(計るたびに7度8分とかそのくらいあるのだ。)と頭痛と
フラフラ感がとれず結局9連休してしまった。

寝てて暇なので、坂口安吾を読んだ。
まず「信長」を読んだのだけれど、これが「国盗り物語」より
ずっとおもしろいのである。
うわあ、すごい。
で、木曜日にふらふらだけど車で図書館で出向き(マスク着用)
安吾さんの本と奥さんと編集者さんの書いた安吾本を借りてきた。

今一番のお気に入りは「夜長姫と耳男」である。
「白痴」もよかったな。
映画を見ているみたいだ。それもモノクロームの。
私はオメカケさんには大して魅力をかんじないし、
「花妖」と「青鬼の褌を洗う女」はよくわからなかった。
1回しか読んでないからかな?

大男で(昔にしては)暴れん坊で、強くて、弱虫で
「苦しまなければならぬ」と書き(「風と光と二十の私と」)
大好きだった人とは結ばれず、
実際に嵐のような(回りも大迷惑)苦しみを生き、
でも息子さんが生まれ、短い凪状態(いつまで続いたか不明だけど)の時に
亡くなった安吾さんがとても好きだ。


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