鼠小僧白吉のうだうだ日記

2003年03月22日(土) 眠れない。空爆実況生中継

次々落とされる爆弾。沸きあがるきのこ雲。燃えさかる炎。バッグダッドというひとつの街が燃えている。「ドカーン」「うわぁー、またきました」。実況生中継現地より。

家に帰ってきたのが夜1時。友人Kと電話の約束をしていたので電話をかける。日本時間21日22時。イギリスから爆撃機が飛び立ったというニュースを聞いていたので気になって音を消してテレビをつけていた。

Kとの話しは多岐に渡り、気がつけば電話は1時間を超えていた。深夜2時過ぎ、じゃーそろそろおやすみ、電話を切ろうとしながらふとテレビ画面を見てみると……なんじゃこれは!!!

急いでテレビのボリュームをあげる。「ドカーン」「ヒューーーーーダダダダーン」とんでもない映像と、つんざくような音声がCNNの画面に映し出されていた。NHK、TBS、ANB、CNN、BBC、そして日経から流されているNBC。各局様々な角度から映し出されている映像を、ザッピングしながらみていた。

各局、戦争の実況生中継。現地のレポーターの必死な声も伝わってくる。

おいらは戦争を経験したことがない。でもこの映像を見たら、こんな場所には絶対にいたくないと思った。

ネット上、あちらこちらのページを見ていると、反戦を訴える声に対し、難癖をつけている主張をかなりみつけた。「戦争反対」を声高に叫ぶのはもしかしたら平和ボケしているからこそかもしれない。

だけどおいらは、今回の空爆の映像を見た、その直後の今のおいらは、何があろうと、どんなことがあろうと「戦争賛成」なんて絶対に言えない。あの炎、あの爆撃のなかに、いったい何人の人が、いくつの命があるのだろうか。

テレビから映し出される映像に、今まで何度も衝撃をうけてきた。阪神大震災、ペールの日本大使館、そして9・11。

テレビの画面から受ける率直な印象。9・11と今回の空爆。どこが、何が違うのわからない。

まもなく朝五時半。あまりにも衝撃的すぎる映像に、未だ眠れずにいます。


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