WHITESTONE
DiaryINDEX|past|will
就職して、1人暮らしを始めた頃、月給は手取りでなんと10万に届かなかった。
家賃、光熱費などを払うと冗談みたいな金額しか手元には残らない。
だから給料日前の1〜2週間はかなり過酷だった。
よく食べたメニューは
ごはんとインスタント味噌汁のみ
ごはんと納豆
ごはんと卵
スパゲッティ麺のみ塩味
スパゲッティ麺のみマヨネーズあえ
スパゲッティ麺のみしょう油味
このあたりを1日ごとにローテーションを組む。 んー、人間って結構生きていけるものだね。 慣れると平気になってきたりして・・・ 僕、結構適応性あり。
でも、栄養面から考えれば最悪なわけで、 やはり風邪をひきやすかったようです。
確か真夏の新潟祭りの最中に40度の熱を出したことがあります。
その時は花火の「ドーン、パラパラパラ」という音が聞こえる中誰の助けも来ず、もう意識もモウロウ。
「あー、俺このまま死ぬかもー」とか思いながら眠りに 落ちていきました。
そのとき夢を見たんだね。
保育園のころ仲の良かった「よっちゃん」という 男の子がいましてね。もう顔も覚えていないの だけれど、確かに「よっちゃん」だってのはわかった。
彼が昔走っていた新潟交通の電車に乗っていて僕を呼んでいる。僕も懸命に走っていって黄色と緑色のツートンの電車の所までたどり着いたのだけれどドアがない。 入り口のない電車の中から僕を呼ぶ「よっちゃん」
ベルが鳴る。 そして電車は走り出す。
1人白根駅に残される僕。 小さくなっていく電車。
そこで目が覚めました。
あの時、僕が電車に乗っていたら・・・
そう、「よっちゃん」は保育園のころ水の事故で亡くなっていて、もうこの世にはおりません。
う〜、寒っ!
貧乏って怖い。
|