2005年05月16日(月) |
メッシュ着てるらしい。 |
家に帰ったら、郵便物お預かりのお知らせが‥。 この所、毎週これ貰ってます。 郵便配達の人、毎回いなくてごめんなさい。
それにしても、もうチケットが届く季節ですか? なんだか、最近毎週いろんなところに出歩いているので、 日々を楽しくすごすことでいっぱいで、 6月のことなんか考えてなかったです…。
先週→ファナ解散ライブ 今日→奴婢訓(シアター1010) 来週→メディア 再来週→某公式サイト一周年記念企画 その次の週→友達の結婚パーティをうちわでやる! と続いてます。 あたし、体力もつのかなあ?(笑)
てな感じで、今日は寺山の「奴婢訓」見てきました。 これが結構おもしろかったんだな。 話もちゃんと理解できました。(オイオイオイ) まあいかにも古い道具や言葉を使った話なんだけど、 強いエネルギーのあることばは、 どうして時代の波に色あせないで伝わってくるんだろう?
最初に召使達が「奴婢の心得」を語っているうちに、 一人の男が尋ねてくる。
「ここにご主人はいないのですか? この靴がぴったり似合う主人を探しにきました」
彼が手に持った金色の靴を次々に履き、 主人不在の館の中で、ひとりづつ順番に主人ごっこを繰り返してゆく。
そのうち、すべての奴婢が主人になることを望む、 狂乱のように着飾り、華美な食卓をまるで最後の晩餐のように並んで食す。
尋ねてきた男は実は『幻』のその館の主人。
「奴婢しかいない世界はどんどん闇が深くなる。 いっそこの火で焼き尽くせ」
そうして、 衣装も、靴も、奴婢たちが座ることを争った主人の椅子も 火の中に焼き尽くされる。 残ったものはまたただの奴婢達のみじめで哀れな姿。 彼らは同じ方向を向き、舞台の向こうに消えてゆく。
といういってみれば風刺的な話なのですが、それにとどまらず、 主人に成り代わる人々のそれぞれの偏った美しさと下世話さがなんともすばらしかったです。 衣装もね、あたしの好きなリボンとかフリルを多用した布の多いデザインの暗黒なロマンティックセクシー系(ぶっちゃけゴスロリだ)だったし。
キャストでいえば、 最下層の奴婢だけど、主人役では毛皮の女王の似合う旺なつきさんの網タイツの官能もさることながら、 あたしは女の人の衣装をきて、女の子と踊るちょっとレズっぽいダンスをしていた能美健志さんのダンスにやられまくって帰ってきました。 金髪を横で一つにしばった頭に、膝丈のチュチュみたいな格好で女の子と踊るのとか、頭に包帯を巻いた男の人たちのその白い布を次々に手にとって階段の上に駆け上る姿は蜘蛛の糸かなにかで人を絡め取る昆虫のようないろっぽさでした。 あたしは初めてみる方でまったくどんな人だか知らなかったのですが、気になってさっきネットで調べたらコンテンポラリーダンスのひとみたいでした。 コンテンポラリー‥‥か‥。 あたし‥‥もしかして最近こういう人に弱い? っていうか、芝居みている最中から、 この役芳樹さんにやってもらいたい、みたいな気も実はすごくしてた。(笑)
偶然チケットを貰って行くことになった芝居だったけど、 こんな機会がなくてはみない芝居だったのでラッキーだったかな。 とりあえず、蘭妖子さんのライブと能美さんのダンスは観にいってみたいわとか世界が少しまた広がってしまった。 どうしよう、また時間とお金を使う趣味が広がる。(汗)
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