2005年05月30日(月) |
あさだについて語る& |
トプステに読書についてのインタビューが書いてあって、 山本さんが好きな本に『ラブレター』を揚げていたので 浅田次郎さんについて。
あたしが今生きている日本人の作家さんでは文体と話の運び方が気持ちよい池澤夏樹さんがベストに好きなのですが、それとは別のベクトルで浅田さん好きです。 浅田さんの本は基本的に大の大人がうっかり泣いてしまうようなものが多いので、周りにクールな人だと思われているあたしは「浅田さんを好き」というのは恥ずかしいから他のひとにあんまり言わないけど。(照れ屋なんです、笑)
マイベストは『蒼穹の昴』かな。 宦官になった子供がいやおうなしに運命に飲み込まれながらも、 自分の生き方を生きてゆく話。
「運命などは所詮そんなものだ。人間の力をもってしても変えられぬ宿命など、あってたまるか」
これですよ!コレ。 もう〜、歴史好き+泣きもの好き+精神性のある話好きにはこたえられない話でした!
山本さんの言ってた『ラブレター』はふたりの間にちゃんとして感情の疎通があったというわけでもなく、でも、かぎりない信頼と、愛でない慈しみにあふれてますよね。 はっきりした形にならないであろう、あやふやな微妙な感情を等身大のままにきちんと言葉にくみ取るの、浅田さんうまいよね。 久しぶりに読みたくなったです。
ところで、全然話は違うけど、 この読書のページであたしが一番気になったのは、芳樹さんの伸びきった前髪とやややつれて目を細めている顔。 洋服が今号のインタビューのとは違うので、いつの写真なのかとても気になっているのはあたしだけ? そして彼の後ろにぼんやり写るのは誰?
********* 夕方になりました。 またPCの前に戻ってきました。 いえ諸事情で今日は結構ながい時間、PCの前にはいました。(笑)
まず上のオフトークの山本氏についてですが、即効WEB拍手と掲示版でご指摘があり、昨年の『ドラキュラ』時の甲斐氏とのWジョナサンの時だということです。 ああ、あの頃はまだ自分でサイトをつくるとは考えてもいず…、懐かしいやらほんの少しだけ道を踏み外してしまったような微妙さにほろりと涙が。(爆)
あと掲示板で『フラワーズ』に萩尾さんとWメッシュ、Wミロン座談会が載っているということを教えていただき、おろしたてのヴィヴィアンの傘さして本屋に行ってきました。……今日の外出これだけだ…、あたし。
下からネタバレします〜。 自分の目で確かめたい方のはお勧めしません。 ↓ ↓ ↓ ↓
白シャツくん&メガネくん@メッシュだったvきゃ。(きゃってなんだ、きゃって…)
そして彼はネイト髭のまま。 えっっっ? え〜〜? ま、まあ…、それはそれとしてっ! それより襟のたて具合と胸の無意味な開き具合が気になってしまった。 お水くさいよ、ミロン。 でも口あけて笑ってる写真あって、すこしうれしい、かな…。なんて。
座談会の方はですね。 まず岩崎さんが「初めて読んだのは一条ゆかりさんの『砂の城』」というのはよく聞く話なんだけど、いつもここであたしはひっかかる。 世の中にはさまざまな少女マンガが氾濫しているのによりによって、あんなにへびーで、幸せが近づいては遠ざかる長くてへこみそうな話を読んだなんて。(持ってますが)実際、読んだとき、「単純じゃない人間関係とか感情描写」ってどのあたりで思ったのか、一回もっと詳しく知りたいですー。 そして何よりあたしがやや笑わせていただいたのは萩尾先生「演じるおふたり、いい?」発言と対するメッシュふたりのさぞかし困ったであろう「(笑)」でしょうか。 あたしが原作読んだ限りでは結構普通の男の子ですけど−、ど―。 読み方がまだまだ浅かったでしょうか。萩尾先生。
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