アイゾウ

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2015年03月09日(月)
催眠術2回戦。9



シングルベットは狭い。
もしも次があったら、
ダブルにしよう、
そう思いながら、私は
横になったままで、
施術師は身支度を進め
ながらで世間話をした。


私の髪を何度もすく
施術師の手が、首に触れ
ビクリとする。


「こういうのも
 気持ちいいよね」


と言われ、素直に同意。
眠ってしまうほどでは
ないけれど、それなりの
疲労感。ぼーっとした
ままの私を気にしてか、
もう着替えを済ませた
施術師が濡れたタオルを
持ってきてくれた。


冷たいタオルを目元に
当ててくれ、私を覚醒
させようとする。
とっさにマスカラや
アイライン、眉が
落ちるんじゃないかと
気づいた私は、


「色々都合があるのに!」


と叫び見事正気に戻った。


今回も私は施術師を見送る。
共にフロントまで行って
チェックアウトを済ませる
わけにはいかないのだ。
まだ着替えが済んでいない
私は、名残惜しい気持ちで
一杯になり、思い切って
施術師に言った。


「抱きしめてください」


ハグと励ましの言葉、
軽いキスをもらって
笑顔で彼を見送れた。
でも心の中には申し訳ない
思いが充満していた。
なんともまぁ、ふんわりと
した結果しか出せないのが
申し訳なかったのだ。
ただ、前回よりも進歩は
したと思う。
後日、ひとりでバイブを
入れた時、今までにない
快感を得ることができた
から。




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