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今回も、言葉攻めとも思える ような催眠術は1時間近く 続いていた。 その間、ずーっと施術師から 言葉を浴び続ける。 最初の10分は服を着たまま、 そのあとは裸になって、 ベッドの上で。 言葉とともに、もどかしくて 焦らしまくる愛撫をされる。 絶対に核心に触れない。 突起には触れない。 腕とか、太ももとか、髪。 そういうとこを、スッと 撫でてすぐ手を離す。 フーッと息がかかるのも、 脇腹とか二の腕とか。 思いっきり焦らされる。 でもなぜか自然と声が漏れる。 もじもじと身体が動いて、 ちょっとだけの接触に過剰に 反応して身体が跳ねる。 それらの反応すべて肯定する 施術師の言葉を聞きながら、 脳みそ自体を愛撫されている 気になってくる。 今まで不安だったこと。 痛い思いをするのではないか。 すっぽかされるのではないか。 雑に扱われるのではないか。 ウソをつかれるのではないか。 全部を信じるのは無理だけど、 今この時間だけは、彼を 信じてもいいかも、とやっと 思えるようになった気がする。 それが安心につながったのか、 私は私なりに素直に反応し 隠すことなく全部を出す。 「今からキスをします」 「それがスイッチになるよ」 そう言ってから唇が重なって、 私の口の中に、液体が入って 来た。知ってる味の液体。 ただのペットボトルのお茶。 でも口移してもらうのは とても特別で興奮した。 10本の指が私の身体の上を スルスル動く。時折突起を 責めるその動きに、私の 声が大きくなる。 もっと触ってほしい。 もっと強くしてほしい。 息が上がって、泣き声に近い 私の声は大きくなるばかり。 「感じてくると足が勝手に 開いてくるよ」 開いた中心を見て、施術師は キレイだ、と言った。 それを聞いてまた、興奮する。 |