まみいの日記
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けんたは 去年の秋に 千葉県警の嘱託犬の審査試験に合格したばかりの ラブラドル・レトリーバーだ。 千葉市の女性(74)は20日から行方がわからなくなっていた。警察の署員30人で 自宅周辺を捜索していたが見つからず 24日になってこの女性と一緒にいたプードルが 近くの山林で発見され けんたの出番となった。
けんたは 女性の靴のにおいを頼りに2時間ほどで女性にたどり着いたという。 女性は青ざめて放心していたといい 衰弱状態ではあるものの 元気を取り戻しているという。
けんたは 鈴木警察犬訓練所で訓練していて ここの鈴木所長も「よくやった」と満足そうで発見された女性のご主人も「けんたに感謝している」と伝えたとのこと。 今朝の新聞に載っていた話である。 めでたしめでたし・・で終わるのだが・・。
私は けんたは勿論お手柄だし その活躍ぶりは犬好きにとってとてもうれしいものだ。 しかし 飼い犬のプードルも誉めてやりたいと思う。 20日から発見される24日まで このプードルはおそらく飼い主の女性と一緒に居たのだ。 でなければ もっと早くにこのプードルだけ違う場所で見つかっていたに違いない。 一人と一匹は 何日もの間きっと身を寄せ合い 慰めあって生き延びてきたのだ。 軽い痴呆症であったという女性にとってプードルの存在は大きかったと想像される。 プードルとけんた どちらも偉かったね。
人間と犬の関係は 不思議で 暖かく ほほえましいものが多い。
まみい
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