まみいの日記
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2002年05月27日(月) ケンタのお手柄

けんたは 去年の秋に 千葉県警の嘱託犬の審査試験に合格したばかりの ラブラドル・レトリーバーだ。
千葉市の女性(74)は20日から行方がわからなくなっていた。警察の署員30人で 自宅周辺を捜索していたが見つからず 24日になってこの女性と一緒にいたプードルが 近くの山林で発見され けんたの出番となった。

けんたは 女性の靴のにおいを頼りに2時間ほどで女性にたどり着いたという。
女性は青ざめて放心していたといい 衰弱状態ではあるものの 元気を取り戻しているという。

けんたは 鈴木警察犬訓練所で訓練していて ここの鈴木所長も「よくやった」と満足そうで発見された女性のご主人も「けんたに感謝している」と伝えたとのこと。
今朝の新聞に載っていた話である。
めでたしめでたし・・で終わるのだが・・。

私は けんたは勿論お手柄だし その活躍ぶりは犬好きにとってとてもうれしいものだ。
しかし 飼い犬のプードルも誉めてやりたいと思う。
20日から発見される24日まで このプードルはおそらく飼い主の女性と一緒に居たのだ。
でなければ もっと早くにこのプードルだけ違う場所で見つかっていたに違いない。
一人と一匹は 何日もの間きっと身を寄せ合い 慰めあって生き延びてきたのだ。
軽い痴呆症であったという女性にとってプードルの存在は大きかったと想像される。
プードルとけんた どちらも偉かったね。

人間と犬の関係は 不思議で 暖かく ほほえましいものが多い。


まみい