まみいの日記
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先日 ユトリロの絵を見に行った。
ユトリロはフランスのモンマルトルで生まれ 母を慕いながらもその愛を十分に得られずに 孤独からか 15歳くらいからアルコール中毒にかかって 病院にいることの多かった画家だ。
絵を描くようになったのも アルコール中毒の治療のためであり のちには 家族を養う為にも描かざるを得ないようであった。 そんな彼の絵は その孤独と母への思慕が伺える静かな絵だ。 そこにはパリの陽気さは無い。
彼のもっとも重要とされる「白の時代」では あらゆる風景を 白を基調として描いている。 静かなたたずまいの中に 人は描かれておらず 孤独感が募る。 だからなのか なぜか 人を惹きつけるものがある。
まみい
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