まみいの日記
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2002年06月09日(日) |
世の中は今サッカーだけど・・。 |
私はサッカーも好きだけれど この時期に行われるテニスの全仏を見ないではいられない。 ここは 赤土コートで玉足が遅く走れば追いつけるほどだ。 技術もさることながら 持久力も持ち合わせていないとならない。 さらには 精神力もだ。
オールウエザーや芝と違って ボールの落ちた後が残る為 インかアウトかで もめることがある。 線審に文句をつける人 つけない人 さまざまだが 大概は主審がその場までやってきて 目でみて判定する。 選手は一応納得する。 これも パフォーマンスの一種で 際どい判定の時に文句をつけとけば 次回同じような際どいコースでボールが飛んできたときにこの線審は「こいつはうるさい!」と思って丁寧に判定する もしくはその選手に有利に判定しがちになるということらしい。
しかし観客は審判に文句を言う選手を嫌う傾向にある。 ヒンギス(女子の人気プレイヤー)も 以前の全仏でこの間違いをおかした。 観客は 抗議したヒンギスに一斉にブーイングをし 相手の選手を応援し始めた。 結局ヒンギスはその試合を落とし 以来全仏は彼女の唯一優勝することの出来ない大会となっている。
こうして 勝つ事に対して強い意志と例え全員が敵で有っても屈することの無い精神力が必要な大会なのだ。 そのために 名前もまだ知れ渡っていない選手が活躍できる大会でもある。
今年決勝戦に出た女子はセリ−ナとビーナスの姉妹だった。 彼女たちはこの場にいるということで 今まではパワーテニスの持ち主として評価されていたが 身体能力もさることながら どんなコートをも制してしまう技術と 成長した精神力を認められたことになる。
人種問題で過去にテニス界を揺るがせた二人も 誰からも後ろ指を指されることの無い地位を自分でもぎ取ったのだ。
全仏の私の思う魅力は 無心にボールを拾っている無名選手が名のある選手に勝ち感激に身を震わす瞬間だ。 努力するものは報われる!!
まみい
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